茨城ゆかりの金工展@茨城県陶芸美術館

36(日曜日)まで

  
 

 

茨城県陶芸美術館は平成12年に開館した全国で数少ない陶芸専門の美術館だ。

美術館の周辺は広大な公園で「陶炎祭」などの催事も開催される。

公園を囲む道路にはギャラリーや窯元の直売所等が軒を並べる。

更には、蕎麦屋やレストランなども多くなり、旧市内の笠間稲荷の門前町をしのぐ勢いだ。

水戸から20㌔、40分位の距離だから、好都合の立地ゆえに月に1度以上は訪れる。

 

陶芸の里・笠間にふさわしい陶芸美術館だが、陶器に限らず「工芸品全般」に渡る展示を考えているようで平成261月は「いばらき工芸大全 I ガラスの巻」が開催され、好評を博した。

 
 

いばらき工芸大全II 金工の巻

鏡や馬具など古墳からの出土品にはじまり、寺社に伝わる遺宝、一橋徳川家の伝来品、そして明治から現代までの作家の作品が紹介されている。

 

  

萩谷勝平「龍図鐔」

 

私の興味は江戸時代半ばに興隆した「水戸彫り」と呼ばれる刀装具の技。

西の長州と並び賞される鍔の一大生産地として著名だ。

 

今回出品されている「一橋徳川家伝来品」はさすがに大名家の伝来品ゆえ名品が並んでいる。

茨城県立歴史館の「一橋記念室」で2月12日(金)まで開催されている「一橋徳川家伝来品と水戸金工」にも展示されているから、合わせて鑑賞するのがベストだ。

 

両方を見たが、興味はあるが知識がないのと、小さなところに細密な彫刻施されているので、手持ちでルーペを使用して見ないと良く分からない。

 

美術的・技術的にも素晴らしい水戸金工。

廃刀令により需要を失った明治以降も、海野勝珉(1844-1915)らの活躍により近代の金工作品の制作に継承された。