彦根市と彦根城
水戸に生まれ育ったものとして、歴史的なことを詳しくは知らないが、一度は彦根を訪れたいと思っていた。
奈良博の白鳳展を観て翌日は念願の佐川美術館に行くことも出来た。
琵琶湖畔の佐川美術館は守山市に在る。
美術館前発のバスで守山駅まで約30分、守山駅から彦根駅まで東海道線で約30分の距離だ。JR彦根駅に並行して近江鉄道の彦根駅も在った。
「近江の国」は歴史とロマンを感じる。今回は急ぎ足だが、何れはゆっくりと巡ってみたいものだ。
井伊直政公銅像(彦根駅西口前)
「井伊直政」(1561~1602)は戦国時代の武将で 徳川四天王として名高い。自身が組織した井伊の赤備えは戦国屈指の精鋭部隊として特に有名である。彦根藩初代藩主。
水戸藩は徳川御三家の一つで、彦根藩は譜代大名の筆頭。
幕末の動乱期、桜田門外の変はいわば、身内同士が衝突して起こった事件。
以来、明治100年を機に昭和43年10月29日、敦賀市の仲立ちにより、親善都市の盟約を結び友好関係が保たれているのが、水戸の人間にとっては、何か後ろめたい感じがする。
彦根は近江の国の交通の要所で、江戸時代には徳川家譜代の大名・井伊家の知行するところとなり、琵琶湖に面した山に築城された彦根城を中核として佐和山藩改め彦根藩が置かれた。
彦根藩および彦根城は、西日本の外様大名に睨みを利かせる幕藩体制上きわめて重要な役割、さらに前線に位置する播磨国の姫路藩および姫路城と共に担った。
姫路城は昨年11月、倉敷~岡山~姫路を巡る旅をした際に訪れた。
改築中で内部は入れなかったが、覆いを外された外観を観ることが出来た。
敷地の広さ、白鷺城と呼ばれる美しさはまさに国宝に指定された名城の第一。
国宝の天守は、姫路城、彦根城、犬山城、松本城、松江城の5つだけ。
彦根駅を降りて観光案内所に入ると。
「残念ですが、彦根城は昨夜からの台風のため閉鎖されています」と告げられた。台風一過、既に青空がのぞいているのだが、昨夜の風雨は凄かったようだ。
それでも、せっかく来たのだからとお城に向かって歩き出した。
濠に沿って植えられた「いろは松」は風格を感じた。
日本の城跡や街道筋に似合うのは松の他は考えられない。
近年、松くい虫の被害で急激に少なくなってしまったが、早急に植えてほしいと思っているが、その様な動きは感じられない。
門や櫓など復元された建物も有るようだが濠や石垣も見事なものだ。
残念だが、空濠と弘道館程度の水戸とは比べ物にならない。
櫓の一郭の「開国記念館」を見ている時、お城が開館しました、とのアナウンス。これは、幸運な知らせ。
昨夜の台風の影響で、石段脇などの崖崩れも有りましたが、
天守に登る道は大丈夫でした。
天秤櫓、太鼓門櫓を登ると天守閣です。
眺望のよい山城、ここからは琵琶湖が一望に見晴らせます。
確かに、天下の名城でした。












