「閑さや岩にしみ入る蝉の声」@山形市山寺

 
 

松尾芭蕉(1644年-1694年)の『奥のほそみち』は元禄2327日(新暦1689516日)に弟子曽良を連れて江戸深川の採荼庵(さいとあん)を出発し(行く春や鳥啼魚の目は泪)、全行程約600里(2400キロメートル)、約150日間で東北・北陸を巡って元禄4年(1691年)に江戸に帰った紀行文。

46歳のこと、49歳で没しているから晩年の作といえる。

 

*現代人の寿命は20年以上延びたが、精神に関しては退化している。と、こと有るごとにと思えます

 

とにかく、『奥のほそみち』の跡を辿ってみたいとは、誰しも思うことだ。

山形まで来たからには「山寺」(立石寺)を訪ねなければと、早朝にホテルを出発した。

 

7:15発の仙山線で731には山寺駅に到着、僅かに15分である。

行政区では山形市だか、郊外の山村である。

 
  

山寺駅からの眺望。

 

1100余年前、円仁さんこと慈覚大師によって創建された名刹「立石寺」は、別名「山寺」の名で親しまれている。

  

「閑さや岩にしみ入る蝉の声」と芭蕉句碑

 
 

根本中堂は立石寺という御山全体の寺院の本堂に当たる御堂。

  

山門(登山口)

 

山門から奥の院までは1015段の石段があるらしい。

 
 

彌陀洞(みだほら)

 
 

この辺りまでは大木が繁り、涼しい。

凝灰岩の山襞に蝉の声、まさに、「岩にしみ入る蝉の声」だ。

 
 

仁王門

  

奥之院と大仏殿

  

五大堂

  

五大堂からの眺め

 
  

納経堂、

 

絵画や写真でしか見たことのない霊地を実体験することが出来た。

暑い日ではあったが、仁王門辺りまでは木立が多く爽やかだった。

階段も予想よりはきつくなかったのは幸いだった。

前日は激しい雷雨に見舞われたとのこと、これで大雨だったら難儀だ。

夏休み中だが、さほどの混雑も無く、閑な雰囲気を味わうことが出来た。

芭蕉の足跡を辿れたことは嬉しい。