「水戸太鼓」と尾関武彦さん@水戸市泉町3丁目
第55回「水戸黄門まつり」が8月6日から9日まで開催された。
1961年の第1回「水戸の七夕黄門まつり」を前身とするが、何度かの改革を経てきた。「七夕まつりと広告祭」が基で、神社仏閣の祭りではないので核がないのは止むをえない。
何か芯になるものはないかと考えた結果、水戸の九代藩主徳川斉昭公が、天保11年(1840年)に戦の演習として「追鳥狩」を行い、 先陣の合図として打ち鳴らされた陣太鼓(水戸常盤神社義烈館に現存)に倣って、新しい水戸の郷土民族芸能とし、昭和48年(1973)に「水戸太鼓」を発足させた。
泉町3丁目商店街が中心になって、大小の太鼓を揃え、オリジナルの楽曲と打ち方を専門家に依頼した。
水戸の夜明け「あかつき太鼓」・天下の魁「義烈太鼓」・大洗「荒磯太鼓」・偕楽園「偕楽ばやし」・水府「五段流れ打ち」・「快風葵太鼓」・「獅子の響き」・「僊湖の舞」・「太鼓おどり」・「天震和同太鼓」など15曲のレパートリーがる。
結成以来、毎年「水戸黄門まつり」を始め、各種の記念式典や県内外のイベントに数多く出演することとなった。
勿論、打ち手の確保と技術の継承と向上は欠かせない。
「水戸太鼓保存会」を結成し保存を計っておられるようだが、大変な経費とご苦労が有ろう。
関係者の皆様に感謝したい。
発足当時、泉町から大工町にかけての再開発が話題となっていた。
数年前に竣工した大工町の再開発だが、50年前からの懸案だった。
当時の、夢のような案は実現に至らず、変哲もないものが出来上がってしまったのは、これまた仕方のない事か。
「大工町再開発」や「水戸太鼓」に情熱を持って取り組まれ、実現に尽力した故・尾関武彦(尾張屋・シルベル靴店社長)さんの功績を語り伝えたい。



