特に、9月下旬から11月にかけて遡上する鮭は南限に近い。
江戸時代から続く鮭漁は初漁を将軍に献上鮭したので「献上鮭」とよばれた。
今でも漁業組合(500人位がいるようだ)採卵・放流しているので秋になると流し網による漁猟の姿を見ることが出来る。
秋から冬にかけての風物詩だし、北海ものと異なる淡白な味は水戸のソウルフード。
子供の頃から秋になると那珂川の「鮭の卵の醬油漬け」「鮭の切り身の塩焼き」「鮭の味噌漬け」アラ汁など、鮭の全身をくまなく食べつくす、のが楽しみだ。
昔は多くの魚屋で売られたが、魚屋さんでなくスーパーの時代に成って見かけることが少なくなった。
確実に手に入るのは川魚専門店だが、これも少なくなった。
健在なのは若宮町の「田村川魚店」位か。
この店は那珂川産の「桜マス」(春)「モクズガニ」(晩夏から秋)鮎(晩秋)など季節によって異なる種類の川魚が売られる。
天然鰻も獲れると聞いていたので、時期を確かめると7月頃とのことだった。
友人の哲ちゃんが「入ったら電話を頂戴」と店に頼んでおいた。
今朝「連絡があったよ、行ってみよう」との知らせ。
早速、行くと大小取り混ぜ、約10本が生簀に。
捕獲してから生簀に入れておき、時折、餌となるドジョウを入れるらしい。
ドジョウの籠もあった。ドジョウも買わなきゃならないから「鰻は親爺の道楽だよ」と若主人。ウナギは「はえ縄漁」(餌を付けた針を何本もつるす)で獲るらしいが大漁とは行かないらしい。
その中でやや大振りの2本を割いてもらう事に。
1本が約400グラムだったが、通常の鰻屋さんで供されるのは200グラム~300グラム見当のようだ。
割いて「白焼き」まではしてくれる。
鰻と云うと「蒲焼」を連想するが私は「白焼き」派。
鰻本来の味と、蒸さないので歯ごたえのある食感が好きだ。
焼き上がった鰻をスチロールのトレイに載せてくれる。
帰途、「京成百貨店」の食品売り場で「山葵」を購入。
その足で、哲ちゃんの自宅に。
皿に載せ替え、山葵醬油で食する。
太めなので脂の乗りも良く、厚めの身の食感は食べ応え充分。
明日24日(金)と8月5日(水)は「土用の丑の日」とか。
その日を狙った訳ではないが、「川魚店」ではそれなりの計算をしているのかもしれない。
今日は「那珂川の天然鰻を白焼きで」満足でした。




