新国立競技場は白紙になったが

 

新国立競技場の立て替えが計画された頃、現在の施設をリニュアールするような案は出ないのか?と思ったりしたが馬鹿でかいデザインに決められた。

経費の面から多少縮小されたにしても、神宮外苑の森を塞ぐ様な如何なものかと思っていた。

  

解体工事が進んでいる現場を6月初旬に見に行った。

フェンスで囲われ中は見えないが、時折出入りするダンプカーの合間からみるとこの土地の景観に合ったものが出来ないものかと感じた。

  

神宮外苑絵画館

  

現場直ぐ近くの「お鷹の松」の碑が、

  

1918(大正7)年、明治神宮外苑競技場(現・国立霞ヶ丘競技場)造成のために買上げた霞岳町の敷地内に境妙寺という古寺があった。昔、徳川三代将軍家光(16031651)が鷹狩の途中この寺に休息していたところ、江戸城から飛び去っていた『遊女』と名づけた愛鷹が飛んで来て、庭前の松の枝に止ったので家光は大へん喜び、この松をその鷹の名をとって『遊女の松』と名づけたと伝えられる。後の世の人々が『お鷹の松』或いは地名をとって『霞の松』とも呼んだ。碑文にある二代目の松(樹齢推定二〇〇年 高さ四メートル)は昭和39年、東京オリンピック開催のための拡張工事の際に取り去られ、碑石は競技場代々木門内に移設されていたが、このたび現在地に移し、新たにこれに黒松を配したものである。昭和五十四年十月  明治神宮外苑」(案内板より)

 

717日安倍晋三首相は「現在の計画を白紙に戻す。ゼロベースで見直す」と建設計画見直しを正式に表明した。

一度決めたら逆には戻らないのが役所仕事だが「やれば出来るのじゃーないの!」とおもった。

それでも1300億の予算と云うが、同程度の施設が500億から800億程度、それから見ればかなりの経費だ。

使う頻度が少なく、維持管理が難しい全天候の覆い屋根などの必要性も検討の余地はある。

 

同じ様なこと、と言えるのが水戸市の新市民会館。

壊さなければならない既存のビルが建つ泉町に建設する案が急遽決まった。

地権者との交渉や移転など、建設前までには数年、完成までには5年以上かかるだろう、更に300億以上の予算をようする。

国や県の補助金で実質は100億位と云うが、完成後の維持管理費は毎年必要だ。

3000人近い規模のホールが本当に必要なのか?800人と400人の中・小のホールと会議室や集会室で充分だろう。

 

震災後4年以上を経過した。

水戸市が保有している土地で、直ぐに着工できるような場所を選定することが必要だ。高橋靖水戸市長の賢明なるご決断を期待している。