『鴨居怜』展 @東京ステーションギャラリー

  

 

気象庁は19日午前、「関東甲信が梅雨明けしたとみられる」と発表した。

とは言え、昨日はにわか雨がぱらつくなど定まらない感じもしたが、今日は35度以上の猛暑日となりそうだ。

 

530日から東京ステーションギャラリーで開催されていた「没後30年鴨居怜展 踊り候え」本日(720日)が最終日を迎えた。

201210月、修復工事を終え、重要文化財にも指定された東京駅が姿を現し、同時に開設された「東京ステーションギャラリー」を訪れる機会が無かった。

  

今回の「鴨居 玲展」で初めて訪れたが、作家の生き様とレンガの建物を上手く取り入れたギャラリー空間に魅了され、再度訪れてから書きたいと思っていたが、「後でとお化けは出たことない」のたとえの如く機会がなかった。

常に「一期一会」の気持ちでなければならない、と再認識。

 

鴨居 玲(かもい れい、1928年~1985年)の作品をまとめて見るのは初めてだった。

スペインの田舎町に滞在していた際の村人の老人や老婆、酒を飲み踊り狂ったような姿は、作者の自画像でもあるようだが、己が身に置き換えてもいいような題材。限りない反省と自己嫌悪、アルコール依存からの脱却の願い。

 

《自画像(絶筆)》1985年 笠間日動美術館所蔵、

《遺品一式》石川県立美術館所蔵


 
 
 
  

3階と2階をつなぐ階段にレンガ造りの跡が遺され、それらを上手く利用し歴史を感じる。

壊して建て直すのでなく、残しながら新たなものを作るのがこれからの時代のあり方だろう。

丸の内の中央郵便局跡地。丸ビル跡など、丸の内界隈の再開発にはそれらの精神が若干取り入れられているようだ。