那智の瀧@飛瀧神社
熊野三山の原点、見所は高さ133m、幅13mの那智の瀧。
日本一の巨瀑と讃えられる、ご神体そのもの。
那智の海岸に上陸した神武天皇が、山の上に光り輝くのを見て発見したと伝えられる。
「ナポリを見て死ね」と同様「何としても、見ておきたい場所」の1つが那智の瀧だった。
那智の瀧として連想する、或いはこの絵によって那智の滝を知った、ともいえるのが、根津美術館蔵の「那智瀧図」
那智瀧図(国宝・根津美術館蔵)
鎌倉時代 13~14世紀 絹本着色 1幅 縦160.7cm 横58.8cm
熊野三所権現のひとつである飛瀧権現(ひろうごんげん)を表す、垂迹画(すいじゃくが)の名品。
上方の岩峰には月輪がかかり、下方には、杉の樹幹が屋根を貫く拝殿、その傍らに大きな卒塔婆(そとうば)が表される。
これが弘安4年(1281)、亀山上皇参詣の折に建立された碑伝であれば、本図の制作はそれからまもない時期となる。神体である滝のみを描いた唯一の垂迹画として、また、墨と金泥により岩壁を描写する手法などに中国宋元絵画の影響が看取される風景画として、本図は重要な作例である。(根津美術館の解説)
一遍上人絵伝・那智の瀧(1299年)








