かふぇ じん(CAFE ZIN)@水戸市南町1-4-22シンヤ寒梅館 2F
南町のスクランブル交差点は水戸が賑わっていた頃のランドマーク。
シンヤタクシーの2階には「ふじたや珈琲店」が在った。
仕事の前の一杯、或いは息抜きに、近隣の人達の社交の場だった。
ダイエーが撤退しサントピアも無くなってから南町界隈は衰退の一途。
最近、コクミン薬局も退転し、まことに静かになってしまった。
シンヤタクシーの跡地に2階建てのビルが出来て、1階に保険の代理店が開業した。今年になって2階に喫茶店が出来た。
「かふぇ じん(CAFE ZIN)」
大通りでなく協同病院に向かう通路が入り口。
インテリアデザインを含め、横浜在住のデザイナーに任せたという空間は天井が高く、照明器具、椅子テーブル、など全てに渡って落ち着きが在る。
メニューにはいろいろ。
話題の「サードウェーブコーヒー」を飲んでみた。
何故、第三のなのか?を訊いてみると、「イノダのコーヒー」などに対しての、と云う意味らしい。確かにイノダの味は独特だ。
京都の「WEEKENDERS COFFEE」が始まりともいわれるようだが、其処の豆をとりよせ、手差し(ドリップ)で一杯一杯淹れるという。
温度管理も厳しく93℃で淹れて、抽出の間に下がった温度を85℃に温めるのだとか(温度計を片手に作業しているところを聞いたので、少々、確信が有りません)
スエーデン製のカップで供される。
酸味が在るが雑味やエグミがなく、すっきりとした味。
書棚には料理や車の本。
店主はかなりの車好きらしい。
今年亡くなられた、水戸出身の自動車評論家・徳大寺有恒さんの本も在った。
「間違いだらけのクルマ選び」で知られた自動車評論の創始者ともいえる。
メーカー側におもねらず、消費者を最優先に考える姿勢は「水戸人」らしい人生だった。
店主は生まれ育った南町の現状を憂い、父祖の地で貸しビルと喫茶店を始めた。
「ZIN」は父親の名前に由来する。
敢えてリスクをとってビルを建設し喫茶店を開業した。
行政の力を借りずに進む人が存在することは大きな喜びだ。
南町の新たなたまり場が出来た。
ここを、どう利用し街が賑わうかを試される。










