日比野克彦「明後日朝顔プロジェクト水戸2015

 

今日(5月9日)の10時、水戸芸術館2階のウッドデッキで「明後日朝顔プロジェクト水戸2015」の朝顔の苗植えが行われた。

  

 

開始前に今回で11回目を迎えるプロジェクトについて、日比野克彦さんが経過を説明した。美術家として社会とかかわる作品を発表する傍ら、東京芸大の教授として後進の育成に努める日比野さんは多才な方で水戸との関わりは深く、僕は「水戸の宝、」と尊敬と感謝をしている。

2003年、「第2回大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ」(2003720日から97日までの50日)に於いて日比野克彦さんは、新潟県十日町市莇平(あざみひら)で「明後日新聞社文化事業部」を設立した。

日比野さんはプロジェクトを進めるにあったって、土地の人達が考えていることを徹底して聞き取り「何をどうすれば良いのか」をまとめてゆく。

地元の人達が「花作りが得意」と云う発想から、集落の廃校になった木造二階建ての小学校を朝顔の花で覆い尽くすことを考え、実施することに。

《半信半疑》だった住民たちが積極的に参加するようになり。プロジェクトは大成功、多くの人達が見学に訪れた。

 

2005年に水戸芸術館で開催された「HIBINO EXPO 2005日比野克彦の一人万博」に於いて、展示の一部として新潟で育てた朝顔を育成するプロジェクトも折りこまれた。

水戸芸術館に300本のロープを張り、新潟生まれ水戸育ちの朝顔が咲いた。

その際、朝顔の種を水戸市内各所の庭にばらまいたのではないか?

と僕は推測しているのだが、水戸芸術館の他にもアサガオが咲いた。

我が家では咲いた朝顔から種取りしたのを撒き、秋には美しい花を楽しませてくれる。因みに「朝顔」の季語は秋で、幾分涼しくなった頃に咲くほうが風情を感じる。

 
  

ともかく、水戸の風物詩と云える「明後日朝顔プロジェクト水戸2015」の朝顔の苗植えが行われた。

 

  

先ずはロープを張り、ロープの足元に苗を置いてロープを伝わって上に伸びる様にする。


 
 
 
  

藝術館以外に水戸京成百貨店の壁面にも。

これまた、恒例となった。

 
 
 

藝術館2階のウッドデッキもお化粧直し。

新潟~水戸の種が、順次拡がり全国の30都市に及ぶ。

  

種には多くの記憶が込められている。

種は育って花を咲かせ、種となって収穫され、次の年に蒔かれて花を咲かせ循環する。