日中は汗ばむ気温だが、朝晩は涼しい。
この時期、しばらくは西の谷の竹伐りに。
1回に数十本は伐るが、次々と穂先が出て限がない。
同じ考えの方がおられる様で、伐った後を見受ける。
「おお、ご同輩」とつぶやきたくなる。
西の谷は自然林が残されているので、花や樹木の変化が楽しめるのが楽しく、おのずと足が向く。
遊歩道に、小さな薄い紫色の花びらが散れている、上を望むと「藤の花」が咲いている。
かなりの高さだから、遠くから見ないと分からない。
山に咲いているから「ヤマフジ」なのかと思ったが調べてみると。
●日本に自生する藤の仲間(フジ属)は、フジ(別名ノダフジ)と近畿以西(中部地方以西とする説もあります)に自生するヤマフジの二種で、ともに日本特産です。
落葉のツル性の木本で長いツルで巻きついて高い木によじ登ります。蔓は上から見て左巻です。「フジ(ノダフジ)」では右巻です。
と云うことは、「フジ(ノダフジ)」で、山に在るから「ヤマフジ」とは限らないらしい。
フジは、万葉以前から親しまれていたようだ。
藤波の花は盛りになりにけり奈良の都を思ほすや君 大伴四綱『万葉集』
恋しけば形見にせむと我がやどに植ゑし藤波今咲きにけり 山部赤人『万葉集』
月に遠くおぼゆる藤の色香かな 蕪村 「連句会草稿」
藤の花雲の梯(かけはし)かかるなり-- 蕪村 「落日庵句集」
娘が黒の塗り笠に藤づくしの衣装で藤の花枝をかたげている姿の大津絵の「藤娘」「鬼の寒念仏」と共に大津絵の題材として親しまれている。
藤棚で栽培され鑑賞される銘木が在りこの時期大賑わいらしいが、近所を歩けば、ひっそりと咲いている「藤の花」に出会えるはずだ。



