『羊をめぐる動物たち』@繭山龍泉堂
4月16日から18日までの3日間「東京アートアンティーク」が京橋・日本橋で開催された。「日本橋・京橋美術骨董まつり」として1998年から始まり、2010年に名称を「東京 アート アンティーク」と改め、今回で6年目を迎えた。
この期間は敷居の高い著名店を気楽に覗くことが出来る。
各店独自の企画や展示がなされる。
繭山龍泉堂では専務・川島公之氏の「ギャラリートーク」がある。
一昨年も聴いたが今年は『羊をめぐる動物たち』
17日、18日の両日、繭山龍泉堂の2階で15:00~開かれた。
今年の干支「ひつじ」をテーマに据 えた、話と現品の展示。
「羊」と「山羊」の区別は難しいが、古美術のなかでも重要なモチーフとしてたびたび登場する。
ユーラシア大陸で古代メソポタミア文明を支えた重要な家畜。
『美』と云う字は「羊」の頭から足までを上から見た姿だそうな。
スライドによる説明と展示されている現品を手に取って観られる時間もあって、とても楽しい時間であった。
一時期、大量に発掘されて市場に出回った「ルリスタン」の青銅器も展示された。昨年11月19日から22日に神戸~倉敷~岡山~姫路~神戸の3泊4日の旅をして、念願の大原美術館を訪ねた。想像以上の広さと広範囲なコレクションであった。更に、倉敷アイビースクエア内の「児島虎次郎記念館」内の「オリエント室」蒐集品の質の高さに感動した。
その際「ルリスタン」出土の品々が展示されてはいたが、手に取って観ることは不可能。今回は間近に手に取って観られた。
西晋~東晋の「古越磁」の羊の置物なども見事だった。
「羊」に「義」を加えると「犠牲(いけにえ)」となるが、古来「羊」は儀式にも使われる貴重で重要な家畜であった証拠だろう。
中国語の発音では「陽」と同じ「YANG」だそうな。
饕餮文に羊文も加わった殷時代の青銅器も手に取ることが出来た。
殷・周の青銅器は憧れの1つだが、自分の手元に置けるほど安価な品物ではない。
この様な催事の際には、常日頃手に出来ないものを手に出来る魅力がある。
17日(金)は荒天の予報であったが、さほど降られることも無く、各店を廻ることが出来た。








