中村彜アトリエ記念館@新宿区下落合
水戸出身の洋画家・中村彝(1887~1924)は優れた人物画などを遺し、37歳で亡くなった。特に盲目のロシアのエスペランティスト、作家、言語学者、教育者をモデルにした『エロシェンコ像』(1920年・東京国立近代美術館蔵・重要文化財)は代表作といえる。
この作品の以前の所有者は春日部市のO氏で、その購入に際し後藤清一さんが相談に預かった。との話を聞いたことがある。
大正5年(1916)に建てられた中村彜のアトリエが修復され「新宿区立中村彝アトリエ記念館」として公開されている。
水戸市千波町、茨城県立近代美術館の敷地内に同じアトリエが再建され公開されているが、下落合のこちらがオリジナル。
とは言え、最近まで奇跡的に廃屋で残っていたのを、資料をもとに新宿区が建て替えた。
入館は無料で、自由に観て廻れる。
管理棟(展示室)では、解説パネルで彝の生涯や画業を紹介している。
このアトリエで亡くなった「彝のデスマスク」(複製、実物は茨城県立近代美術館)このデスマスクの発見は郷土史家・網代茂の手になる)も展示。
アトリエの床や天井、壁の腰板などは当時の建築部材を利用して復元している。
室内には彝の使用したイーゼルや家具・調度品(複製)が展示
。
作品や写真等は複製だが、生前暮らした場所で見ると、美術館などで見る感じとは異なり、正しくそこに存在している感がある。








