「麦屋」の家と庭 @那珂市後台P6050122.jpgP6050125.jpg 那珂市後台の「そば処・麦屋」は開店してから約10年位を過ぎたかもしれない。 店主の鈴木さんと出会ったのは40年前頃で、大工町の靴店「シルベル」の2階の「喫茶・シルベル」を引き継いで大繁盛した。 その後は、アクセサリーの店などファッション関連や「焼鳥・助六」のたれを分けて貰ったと言って焼鳥・居酒屋などを経営するなど、多角的に活動された。 焼鳥屋は自家製野菜なども提供し「自宅は敷地が広いので、古民家を移築して蕎麦屋を開きたい。美味しいソバと自家栽培した野菜なども食べて貰いたいんだよね」と云うような話を聞いた。 今にして思えば、具体的に古民家の移築や庭造りに取り掛かっていたのだ。「鈴木さんが蕎麦屋を始まったよ」と友人から聞いたのは、開店して1年を経過した頃だった。少しばかり分かりづらい場所で、いったん通り越して探し当てた。道路に面しては塀と門のみで、建物は見えないから当然だ。家も庭もそれなりに体裁を整えた感じで、そこまで既に10年は掛けたというから、その粘り強さに感心した。「お客さん来なくてもいいんですよ。庭いじりしているのが好きだから」年中、何等かの花が楽しめるように、多くの草花を植えこんだ。 P6050121.jpg 「十割そば」が美味いのは当然だが、水戸近辺は蕎麦屋のレベルが高いから、まずい店は淘汰されてしまう。天麩羅の具は、全てとは言えないが自家製も混じる。 僕が「行者ニンニク」を好きと心得ていて、その時期には特別に出してくれたりもする。トマトやナスなどを土産にくれた、或いは草花の苗などを戴くことも。この日はエシャロットを大量に「味噌とマヨネーズを混ぜ合わせた物を付けると旨いよ」と新聞紙にくるんでて手渡された。食後は、庭を散策し隣接した畑を見るのも愉しみの一つ。P6050128.jpg今年は那珂カボチャを植えたそうだ「那珂カボチャは高いから、自分でやってみることにしたよ」未だ実を付けてはいないが。 P6050129.jpgさらにはミツバチの巣箱。 養蜂も始めたらしい。以前に友人のSさんが蜂を飼って、採れたて蜂蜜を戴いたことがあるが、「これが蜂蜜か」と驚嘆した。 鈴木さんも「そうでしょう、売っている蜂蜜なんて問題にならならないよ」正しくその通りだ。庭に「夏蠟梅」と云う白い花が咲いていたが、これが絶品。写真を撮るのを忘れてしまった。 後で調べたところ、絶滅危惧種らしい。 P6050123.jpg夏でもクーラー不要、扇風機のみ。 真空管のアンプのオーデオセットや薪ストーブ。P6050126.jpg 庭つくりも商売も手間暇がかかるものだ。 これからも、楽しみながら続けて下さい。