春一番が吹いて、春の彼岸に入る。P3180064.jpg後藤清一さん遺愛の古瀬戸の壺に藪椿。 3月18日気象庁は、関東地方に春一番が吹いたと発表した。 1951年の統計開始以来、3番目に遅い記録で昨年の関東地方の春一番は3月1日だった。立春から春分の間に初めて吹く強い風を気象庁では「春一番」として発表している。 もともとは漁師言葉らしいが、この風で草木の芽がほどけはじめ、春の本格的な訪れとなる。我が家の椿も一気に咲いた。 一枝を伐り、彫刻家・後藤清一さん遺愛の古瀬戸の水注に。 P3180062.jpgこの飴釉の古瀬戸は後藤さんが茶葉の振出壺として愛用していたもの。 李朝の石製の火鉢に炭火を絶やさず、鉄瓶でお湯を沸かしお茶を愉しまれた。P3180057.jpg 居間で寛がれる後藤さん(1961年頃68歳)今日18日は春の彼岸の入りで、3月21日は彼岸のお中日。 「春分の日」と呼ばれる祝日で「季節の分かれ目で、昼と夜の長さが同じになる」といわれるが、「春の彼岸のお中日」のほうが馴染がよい感じがする。 後藤清一さんが91歳で亡くなったのは1984年(昭和59)4月11日。 今年で30年になるが、さほど昔の事にも思えない。 春の彼岸の頃は、何かと思い出すことが多い。