一日中いろんな検査をした結果が検査の翌週に出た。

たまたま学校が休校だった息子も連れて家族3人で診察室へ。

それはもうドキドキ。前回の告知以来担当医となった先生から結果が告げられた。

「転移はありませんでしたよ。」

全身の力が抜けた。

「ごめんね、嫌な思いさせちゃって。念のための検査だからね。(^ ^)」
先生、優しい。

ホントにホッとした。
が、
問題は血液検査の結果だった。

告知の日に今後の治療説明を受けた時は
①術前化学療法(抗ガン剤半年)
②手術(夏に。たぶん全摘)
③ホルモン療法(5年間)
という事だった。

しこりが5cmとデカいし、温存は無理かなぁと言われていたが、あわよくば化学療法で小さくなって温存、と、淡い期待をしていた。

が、

普段から私は酷く貧血気味で、今回もかなり数値が低い。最悪輸血が必要な場合、厄介なのが血液型。私はRh-のOなのだ。

貧血を改善してから抗ガン剤だと時間的に厳しいという事で、貧血対策はしつつ、手術を前倒しにしましょう、という事になった。


弱いのよー。つもりが変わる事に対して。


旦那も同じで、二人でオロオロしてしまった。

あと半年間、お別れするまで毎日良い匂いのボディローションとか塗って大事にしてあげようと思った左パイといきなりサヨナラだなんて…動揺。

貧血の原因を探るべく便に潜血がないかどうか、あと、胃からの出血がないか胃カメラの検査をすることに。
それと、生理も止めてしまおうという話になり、2月から月に一度皮下注射を打つことに。

なんだかどどどーっといろんな事がやってくるぞー。
((((;゚Д゚)))))))

生理を薬で止める事にも抵抗があった。はっきり言って嫌だった。もうこどもを作る予定はないとはいうものの、何かが終わる気がして。てか、何かじゃなくて終わるのですよ、生理が。そうすると更年期障害とか来ちゃうわけですよ。はぁ…

あとは手術日を決めなくちゃ。病院的に手術日が週に1日決まっているので、いろんな予定を考えながらみんなで話し合う。3月の第1週から打診されたが、1週目は息子の定期テスト。2週目は退院後すぐに卒業式なのでパス。3週目も卒業式が理由でパス、となると、ちょうどいいのが3月25日。でも、ちょっと待て。入学式があるけど、間に合うのか?だいたい、入院って何日間よ?

「全摘だと5日かな。万が一リンパを取る事があっても7日。」

え?そんな早く退院できちゃうんですか??びっくりなんですけど???

「ま、退院したらすぐに卒業式も出られますよ。大丈夫。」

マジっすか??だって片乳なくなるんですぜ?ブラジャーとか偽乳とかどうするんすか?

「大丈夫よ~!タオルつっこんでおけば。」
看護婦さん、そんな男前なご意見、私、なんてリアクションしていいかわかりません!

結局手術は3月25日に決定。息子は「どんな風に切るんですか?」などと質問。先生は紙に絵を描いて説明してくれた。

この時の絵がこの先の流れを決定づけた。