1月9日、診察室に入ると前回のイケメソとは違う先生が座ってた。たぶん私より若い先生(実はずっと若い)。



私「よろしくお願いしまーす」



先生「あ、今日は一人ですか?」



確かそんな会話でスタート。



「一人ですか?」が気になっていた。机の上に置いてある一枚の紙。手書きの文字が目に飛び込んだ。



「瘤?…癌??どっちやねん!?」

((((;゚Д゚)))))))





ガーン(T_T)



浸潤性左乳癌だと?!



はーっ??



誰が???





私かー?????







…はい、真っ白。



多少の覚悟はしてました、実は。

だってオッパイ変形してるし。



「先生、余命何ヶ月とか言わないですよね?」



そう聞きながら砂時計がサラサラとスタートした気分だった。



「(ヾノ・∀・`)ナイナイ。治療をちゃんとしていけば大丈夫。ドラマだと話が面白くならないから大変なことになっちゃうけど、心配しなくて大丈夫です。とにかく頑張って治療しましょう。」という力強いお言葉。一番心に響いたのは



「今更長い事検査を受けなかった事を悔やんでも何も始まらないから、とにかく前向きに治療しましょう」



という言葉でした。何といっても10年近く検査を受けてなかったし、しこりは既に5cm、おそらく2~3年前、もしかしたら5年前に検査しても癌は見つかったであろうという状態なのに、しっかり患者を見て、責めずに力付けてくれる先生にイケメン以上の何かを感じた笑。検査に行って、万が一癌だったら絶対怒られる!と思っていたので、気持ちが前向きになることができました。乳癌だったのはすごく残念だったけど、この日の先生や看護師の皆さんとの出会いは本当にラッキーだったと思います。



「次は転移がないかいろいろ検査してみましょう。今のところ検査結果を見る限り大丈夫だとは思うけど、念の為。」



ということで、次回の骨シンチ、血液、尿、レントゲン、CTなどなどの予約を入れた。その結果は家族と聞きに来るようにとの事でその日は終了。



ここまでは必死だったけど、駐車場にある車に向かって歩きながら悔し涙が出てきた。



なんで私?…てか、どうやって家族に伝えたらいいんだ?



ある部分の緊張が解けてなんともやりきれない気持ちになって車を走らせた。