カメラ ブラジャー

やっぱり泣いちゃいました。
たくさんたくさん、泣いちゃいました。
そうだよね、女の子だもんね、平気なふりしたって、おっぱいがなくなるのは悲しかったよね。
でも、命と引き換えだったんだから、仕方ないじゃん……。
私は2025年2月に乳がんで右乳房全摘出しました。
最初の検査のあと、もしかしたらと思って、それまで新品のまましまっていたブラジャーを慌てて下ろしました。
そして1ヶ月くらい使って、私の右乳房はなくなりました。
術後はワイヤー入りのブラジャーをつける気にならず、綿素材のハーフトップをつけるようになりました。
それでもこの子を断捨離することは、ずっとできずにいました。
断捨離しようとしたことは何度もありました。
けれど、その度に泣いちゃうんです。
おっぱいを失った現実、この子を存分に使ってあげられなかった後悔、そういう色々な思いが込み上げてきて、泣いちゃうんです。
先日、自分を納得させるかのように、久しぶりにこのブラジャーをつけてみました。
そうしたら、汗と締め付けで、とにかく痒くて。
使えないことはありませんが、もう私には合わないんだな、と感じました。
それでもなかなか思い切れなくて、今日まで引っ張ってしまいました。
断捨離サンバは明日で終わります。
仲間と一緒に頑張っている今なら、断捨離できそうです。
涙と一緒に断捨離します。
私はこの子を断捨離したくて、真夏の断捨離サンバに参加したのかもしれません。
たかがブラジャーって思いますか?
私にとっては大きな大きな断捨離です。
1ヶ月だけでも使ってあげられて良かった。
最後の最後に使ってあげられて良かった。
ありがとう。
ありがとう。
ありがとう。
……ごめんね。
おめかしする時は、私は着物を着るから。
着物の時はハーフトップの方がいいから。
何より、私は新しい人生にいきたいから。
泣くのは、もうおしまい。
着物仲間のMちゃんたちは、今頃何をしているのかな。