お団子 北風に押し上げられたあかきいろ最後の一段上がれずに居る

 


強い北風に押されて上がってきたのでしょう。
ショッピングセンターの昇りエスカレーターの最後で、落ち葉が自力で上がりきれずに足踏みしていました。
その姿は、降りるタイミングを失い戸惑っているようで、どこか可愛らしく、応援したい気持ちになりましたほんわかもみじ

お団子 「来年は見られないかも」乗り越えた私のいのち無数の光

 

 

一年前の年末、私は右乳房の精密検査を、年明け早々に控えていました。

もしかしたら、うんと悪いものが見つかって、余命わずかと宣告されるかもしれない。

この綺麗なイルミネーションを見るのも、今年が最後になってしまうのかもしれない。

そんな不安を抱えて、年を越しました。

そして検査の結果、乳がんが見つかり、私は右乳房全摘手術を受けました。

 

あれから一年。

私は、周囲の人が驚くほど、すっかり元気になりました。

術後、痛くて上がらなかった右腕は、左腕と同じ高さまで難無く上がるようになりました。

仕事も、推し活も、着物道楽も、術前と変わらず、いえ、それ以上に楽しんでいます。

 

乗り越えたんだなぁ……。

イルミネーションを前に、しみじみとした思いが込み上げてきました。

多くの人に支えられ、助けられた私のいのちがやりたがっていることが、まだまだたくさんあります。

それはまるで、この無数の光のようです。

お茶 いつまでも覚えてなくていいのにね今日が誰の誕生日かなんて



今の私は、6月12日だけ覚えていればいいものを。
若い頃に刷り込まれた記憶というものは、なかなか消えていかなくて。
しかも私は、人の誕生日を覚えるのが得意な方で。
 

ふぅ~……もやもやぼけー
困ったもんだ。

お誕生日おめでとう。

お団子 立ち読みが止まらぬ論語じっくりと家で続きを 標はあなた

 

 

彼の愛読書、「論語」。

……が、超絶分かりやすくまとめられている文庫本を見つけて、ページをめくり始めたら止まらなくなってしまって、お買い上げ。

でも、私は知っているんです。

本屋で立ち読みをしている時が、読みたい気持ちがいちばんアツいってことを。

そして、家に持ち帰った途端に、本棚にきちんと収まってしまって、ページを開かなくなるってことを。

それを承知の上で、この本は所有していたいと思い、買いました。

たまに、たまたま開いたページを読んで、しおりを眺めて……、それだけで、私の心は落ち着くのです。

お団子 ポケットに入れたまんまのあの夜と深紅の華つのる恋しさ

 

 

「今日のこの素敵な時間を、ポケットに入れて、持ち帰ってください」

あの夜、彼はそんなようなことを言って、私は彼と過ごした素敵な時間を、ポケットがないので袂に入れて、持ち帰りました。

あれからちょうど一年、素敵な時間は、まだ袂に入ったままです。

私と目が合った瞬間、照れくさそうにプイと顔を背けた彼を思い出す度に、恋しさは募るばかりです。