7月7日(金)13:00~

鴛鴦歌合戦/GRAND MIRAGE!@宝塚大劇場

初日

 

  鴛鴦歌合戦

 

    

1939年公開の日本映画「鴛鴦歌合戦」は、プログラムピクチャーの名手、マキノ正博監督による、片岡千恵蔵主演のオペレッタ映画。長屋住まいの貧乏浪人、浅井礼三郎と隣家の娘、お春の恋の鞘当てに、骨董狂いの殿様、峰沢丹波守を巻き込んでの騒動を、宝塚歌劇ならではの、華やかなミュージカル作品としてお届けします。

 

はい、花組大劇場公演 鴛鴦歌合戦はじまりました。

まだ始まったばかりなので大きなネタバレなしで。


1939年(昭和14年)の映画です。

アマプラであったので初日前に観たのですが、驚くほど曲とか歌詞とか一緒で驚きビックリしました。

映画は1時間強と短いので色々とストーリーを変えています。

お殿様の弟(ほのちゃん)とか殿様兄弟の御母堂、蓮京院様とか新キャラがいたり。

お家騒動もからまってなかなかのストーリーとなっています。

お家騒動っていっても悪い人でてこないのでw

始まりと着地は同じです。

 

幕開きはチョンパ!

れいちゃんは上手から、まどちゃんは下手から暗転中銀橋へ。

大階段までずらりといて豪華。傘を持っての幕開き、からの大階段を使ってまた顔見世があって楽しい!

 

花咲藩の城下町、3年ぶりに歌合戦が開催されるよ!と瓦版屋のお二人が(はなこちゃんとだいや)お知らせ。

町の人達は大喜び。

 

長屋に住む浪人の礼三郎さん(れいざさん、って呼ばれてたりします)。木刀をけずったり、剣を教えたり。貧乏ながらお気楽な暮らしをしています。

あの柚香さんが貧乏浪人!!!って驚く設定。

(いつだってお金持ちモテモテ伝説)

着流しに毟り。が!!!これがまた似合うってどんだけ。

恐るべし柚香光。

とても穏やかで、冷静で、礼儀正しく。でも本当は色々と抱えている影があって、そこはかとなく漂う色気。。。

あーーー神様ってなる。笑

後半の立ち回りなんてもう、素晴らしい立ち回りで。

いや~なんたって脚が凄い(結局そこ)

惜しげもなく美しい御御足をご披露して下さって。

半股引きとか見えちゃうもんね。さすがにオペラで見るのはどうかとおもって、オペラ上げなかったけど。(肉眼でみました凝視

れいざさんを取り巻く環境やら生い立ちも色々と原作と変えているので。っていうか雪組????ってなった初日驚き

客席降り(客席登場)があります。

舞台を観ていたら、ザッザッって音がして人影が。

まさかこんな後半に遅れて堂々と入って来る人がいたもんだ、と思ったらスポットが。

ポーンれいちゃん!!!!

4列上手センターブロックの辺りにれいざさんがいた。

歌いながら銀橋へ上がって。は~~驚いた。

でもコロナ禍ではなかったことだから嬉しいな!!

 

れいざさんはわりと受け身で、周りが騒動を起こしている感じで。

それに最大限に巻き込まれる感じですかね。

 

そのれいざさんと同じ長屋のお隣に住むお春ちゃん(まどちゃん)。

料亭の御嬢さんおとみちゃん(美咲ちゃん)。

親同士が決めた許嫁である藤尾ちゃん(あわちゃん)

みんながれいざさんが大好き。。。。。飛び出すハート

ようはモテモテなのです!!!(いつもの事だった)

 

だが、このモテモテれいざさん、ぐいぐいこられても気のないそぶり。

 

お隣のお春ちゃんはお父さん(しぃちゃん)と一緒に傘貼りの仕事を。

ひたすら可愛いお春ちゃん。れいざさんがおとみちゃんと喋ったりしてるとぷんぷん。

お父さんは骨董狂いでまどちゃん達が一生懸命に傘貼りをして稼いだお金をすぐにお父さんがへんてこりんな骨董に変えてしまい、いっつも貧乏でお米を買うお金もなく、【麦こがし】を食べています。

このれいざさんとお春ちゃん。どうにもこうにもお互い好き好きオーラだしまくっているのに、なかなかくっつかない。

特にお春ちゃんは『れいざさん』って呼ぶたびにその後にスキ飛び出すハートって言ってるような感覚が飛んでくる汗うさぎ

 

そんな中いつもいいところで取り巻きを連れてやってくる料亭のお嬢様おとみちゃん(美咲ちゃん)

いい味だしてる!!自分が可愛いのもお金持ちなのも我儘なのも知ってて、どんなものでも手に入れようとする貪欲さがたまらん。笑

おとみちゃんちの丁稚の三吉(れいん)。

本来ならばらいとのお役でしたが休演となり代役でれいん君となりました。この三吉と言うお役!とっても美味しいのです。

笑いの間って大事~。最後も美味しいし。

 

許嫁の藤尾ちゃん(あわちゃん)

父親(あかさん)がノリノリで礼三郎とくっつけようとしますが、本人もなんかそんな~って感じだけど本当は好き(恥ずかしいらしい)

恋煩いで寝込んだり!

あかさんはとにかく甥である礼三郎と藤生をすぐにでも結婚せたい。紅緒さんと少尉ばりに何らかの親同士の固い約束があったのかしら?

 

花咲藩のお殿様。ひとこ殿。

僕は若い殿様~~♪

凄いです。エンドレスで酩酊クラノスケ状態。笑

こちらの殿様も藩政などどーでも良い感じで趣味の骨董に入れ込んでいる。

骨董屋さんでお春ちゃんのお父さんと出会ってしまったがためにさらに物語へこんがらがっていく。

いつの時代も同じ趣味を持つ者同士、お殿様も町人も等しく同じオタクなのである!!というこのお話一番の見どころ爆笑

腰の丸みの程の良さ!!

(映画でもこのフレーズ出てくる爆笑

 

お殿様の奥様、うらら姫。

よく我慢してるな!!!笑

骨董好き、女好き。

そしてこの奥様の策略の結果大変良い方向に。

 

大変重要なお春ちゃんのお父上。

志村狂斎の和海しょう様!!卒業公演でとんでもないお父さん役きましたね。笑

本当に困ったお父さんなんだけど、なんか憎めない。

このお方も映画とビックリするほど似てる。言い方とかまで。      

 

この花咲藩のお侍さん方。

とても個性的な人々が集まってます。

たくさんいるのでまたの機会に。


お寺での剣のお稽古には配属になったばかりの研1生が。

組配属後すぐにれいちゃんとお芝居できるなんてラッキーな!


お寺の御二方。

京さんとあおいちゃん。

本気になってもいいんですよ。笑


最後に繋がる騒動が映画にはない展開で!

ここでも笑いの間が大切!


日本物らしく最後はフィナーレ的な演出もあり。

れいちゃんの羽織の後ろに鴛鴦の絵が描いてあった!

銀橋で下駄でタップもびっくり

日本物でもアステア〜。 

 

 

  GRAND MIRAGE!

 

超昭和ないつかどこかで見たことのある岡田先生のショーって感じですけど。笑

 

幕開きはいつもの御帽子女子たちが美しくコーラスを。

っていうか、今回お衣装可愛いのよ??

いつもの御帽子&パステルなのに新調で可愛くなってるのよ??

 

幕開きのれいちゃんの役名【ロマンチックの青年S】

紫陽花のセットから浮かび上がる白いひらひらお衣装の美しい

ロマンチックの青年S!!!

最初はあまりのテンポのゆっくりさに体が追い付かない感じでしたが、徐々に慣れていく。笑

(花組スピーディーなショーが多かったからさ)

 

岡田先生特有の【間奏曲】

なんでこれいつも間奏曲なんだろw繋ぎ目なんだから間奏曲なんだけどさw

 

そして、軍服ターバンなゆずかさん登場。

これが、噂の軍服&ターバン。

スウェン・ヘディン探検隊の一員で。フランス外人部隊のアンリ・フィリップ中尉、隊からはぐれて砂漠を彷徨い、砂嵐に巻き込まれると目の前にオアシスの幻影が現れる。。。

そこには美しい乙女たち。ってストーリー。

なんで砂漠(アラビアっぽい)にタージマハール??て思って帰ってからスウェン・ヘディン探検隊って調べたらインド探検とかしていたのね。

 

まどちゃんのおへそ!!!いやいやみなさん鍛えてるね!

かる~くリフトするんですが、下すときにまどちゃんのスカートをひら~ってさせてんよね??どーなってるの凄い。

しかしフィリップ中尉、最後に観た幻影が女子たちってゆずかさん。。。ってなる。笑

 

ひとちゃんのカンツォーネ。

どこかで見たことのあるようなバッカスっぽい赤いお衣装で銀橋を渡ります。

カンツォーネ割と長いけど途中からひとこのほか抜けます。

 

からのシボネー・コンチェルト

プログラムでは振付はみつえ先生となってますが、喜多先生の振付のまんまです。(みつえさんはラ・ノスタルジーで出ていたのかな?)

銀橋から本舞台のあわちゃんに投げキッスするのも花道でちゃらちゃらするのも一緒。

(めちゃくちゃ楽しそうニコニコ


最初の一列にならんだそのシルエットたまらん。

ひとほの歌ってからのれいちゃんセリから登場。

あーこれはアガるわ。

あかさんは星組に留学経験があるから星組っぽい!

ゆりちゃんはシボネー出られて嬉しいだろうな~~。

 

まどちゃん、はなこちゃんの肩に乗ってご搭乗!

はなこ凄い。初日ちょっとぷるぷるしてたけど不安

アクロバティックなリフトもあるし。

まどちゃんは実に男前にラテンを踊る!カッコイイ。


れいちゃんはもう何だろうね??

音にハマる感じとラテンなのに抜け感と。

ほれぼれするわ。


シボネーのラテンの歌手。

しぃちゃん、ゆかちゃんさん。あとまいら君の予定でしたが、変わりに龍季澪くんが入ってます。


Sheほのかちゃんが歌います。懐かしいな、アムールそれはの蘭寿さんを思い出す。

 

【夜の街の幻影】

音楽が玉麻先生で振付は謝先生。

岡田先生作品の1個ハードでギラギラした場面。

 

ILLUSIONの男ゆずか。

かっこよすぎてびびる。

まぁ大人になった夜のアイドル的な。

どうみても蜜蜂!ハチ


メンバーは:

柚香

永久輝

綺城

帆純

一之瀬

愛乃

侑輝

太凰

涼葉

海斗

天城

 

凜乃/朝葉

 

花美男子(Daydream Funk)で入ってたメンバー5人もいる!

(水美/優波/飛龍/聖乃/希波)いない人。

 

なんかひたすらカッコイイ。暑いのか(シボネーの後だし)ジャケット肩脱ぎしたり髪何度もかきあげたり。

スタイリッシュ蜂。

でも、ちょっと、みなちゃんの影を追ってしまう私。

ここにいないのがまだ不思議。

 

【ボレロ・ルージュ】

羽山先生の振り付けですね。先生の最後の作品になってしまった。

寂しいなえーん

総踊りからの大階段にれいちゃんとまどちゃん。

ここも3組のデュエットダンスがあります。

 

ジュテーム、退団者の場面ですね。

女子チームはうららメイン。あと糸ちゃん、みおんちゃん。

男子はきょんちゃん、しぃちゃん。そして組替え予定のゆりちゃん。

お歌を聞かせます~。

 

デュエットダンスは【So In Love】

お歌をひとこが。

キスミーケイトの曲だけどこれ大丈夫なのかな??

とてもフリ数の少ない美しいデュエット。

その余裕なのか、めちゃくちゃ甘いです。

激アマでビックリした凝視飛び出すハート

あと、ボレロの前に少し余裕があるのか髪形もいつもよりしっかり作ってます(働き方改革??)

 

エトワールは朝葉せんぱい。

良い声!さすがセンパイ。新公も楽しみだわ。


で、ひとこ殿が2番手羽根を背負って。

おめでとうございます。

 


この公演には専科から京さん、そして紫門のゆりちゃんがご出演。

組配属されたばかりの109期生たちも花組デビュー。

ゆりちゃんは次回から副組長さんとして花組生となります。

あと、あかさんご帰還!

ご挨拶中にちょっと噛んじゃったれいちゃん。笑ったひとこをちらりと見て。

自分も噛んでたじゃん的な笑

そう、ひとちゃん鴛鴦歌合戦の最後のいい所で盛大に噛みまして言い直したんですが、何故かそこで爆笑となり拍手が沸き起こるという。笑

いや、面白かったんだけど。

 

お久しぶりの客席降りで嬉しいれいちゃん。

初日なのでその情報は内緒にしていたので、入って来た時に腰も低くしないでなんやあいつ的な空気が流れた客席にお詫びしてたの可愛い。明日からも通らせていただきますって。

 

最後はスタンディングで花組ポーズ。

ゆりちゃんにやりかたを教えたり。音頭はご自分で。

良い初日でした~~。


無事に千秋楽まで駆け抜けられますように飛び出すハート

 

 

主な配役                       

浅井礼三郎:柚香光 

お春:星風まどか    

蓮京院:京三紗     

蘇芳:紫門ゆりや        

天風院:美風舞良         

道具屋六兵衛:航琉ひびき

松田松助:舞月なぎさ 

志村狂斎:和海しょう      

香川屋宗七:羽立光来    

峰沢丹波守:永久輝せあ    

麗姫:春妃うらら       

浅葱:紅羽真希        

遠山満右衛門:綺城ひか理 

熊谷直実:峰果とわ       

医者:峰果とわ                  

平敦盛:帆純まひろ          

八兵衛:帆純まひろ           

おしづ:凛乃しづか         

織部:高峰潤                    

桔梗:糸月雪羽               

秀千代:聖乃あすか         

乾物屋:泉まいら(※)    

瓦版屋虎三:一之瀬航季    

杉浦:和礼彩          

浜菊:咲乃深音           

炭屋:愛乃一真              

檜山:龍季澪                  

武林:翼杏寿                     

柳川:涼香希南                 

瓦版屋鶴吉:侑輝大弥      

魚屋:太凰旬                  

乳母:鈴美梛なつ紀         

つぐみ:三空凜花         

椿:南音あきら            

玉織姫:朝葉ことの          

七緒:朝葉ことの        

桜田:涼葉まれ               

三吉:希波らいと(※)    

ひばり:詩希すみれ          

酒屋:海叶あさひ             

えなが:二葉ゆゆ             

尼僧:琴美くらら              

小間物屋:天城れいん(※)

めじろ:愛蘭みこ           

藤尾:美羽愛                   

すずめ:美里玲菜             

空丸:美空真瑠              

おとみ:星空美咲           

米屋:夏希真斗                 

めぐろ:七彩はづき          

 

※泉まいらは、宝塚大劇場公演を全日程休演いたします。

■代役

乾物屋 泉まいら→珀斗星来

 

※希波らいとは、宝塚大劇場公演を全日程休演いたします。

■代役

三吉 希波らいと→天城れいん

小間物屋 天城れいん→鏡星珠