急行大雪6号・しれとこ2号 | TENDER UNOFFICIAL BLOG -NEO-

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北海道の鉄道シーンを中心としたブログです。

またもや温故知新…などと言いつつ、古い時刻表を漁っております。
 
今日は急行「大雪6号・しれとこ2号」にしましょう。
急行大雪が続くなぁって?
・・・理由は簡単、好きだからです(笑)。
 
最近のJR北海道より何故か国鉄北海道ネタなのはご愛敬ですが、現在の特急大雪4号のルーツとなる列車です。
急行大雪6号→特急オホーツク4号(特急おおとり廃止前)→特急オホーツク6号(特急おおとり廃止後)→特急大雪4号)
 
さて、表題のこの列車、釧路発で釧網本線経由の札幌行という、走行距離が500kmを超える列車でありまして、実に当時の北海道らしい長距離列車であります。
また、釧路から標茶までは、今はなき標津線の根室標津に至る急行しれとこ2号を併結して運転しています。
急行「しれとこ」としての運転区間は標茶までですから、なんでまた愛称を変えるのでしょうねという気がしないでもないのですが、まあ2方向に行くので誤乗防止という意味合いもあったのでしょうね。
多客期は、釧路からグリーン車と指定席車を連結していますが、通常期はこれらの車両は網走から連結しています。
 
 
釧路を朝9時に出て札幌には18時24分着ですから、9時間24分の巨大アトラクションとも言える存在でしょう。
(下りは急行大雪3号(札幌11時発、網走17時24分着、釧路20時29分着)で同じく9時間29分。)
なお平成24年に、北海道DCの企画として同じ区間を客車列車(寝台車2両、座席車3両)で運転した経緯があります。
 
時刻表を見ますと、当時の急行大雪6号の網走→旭川の所要時間は4時間20分。
今の大雪4号(網走12:35発、旭川16:19着)は3時間44分で、40分の違いはありますが、ほぼ当時のダイヤを踏襲していると言えます。
 
私も一度だけ、夏休み期間に標茶→岩見沢間で乗車したことがありまして、その時は網走まで2両編成で運転し、網走から増結して走ったように記憶しています。
途中のどこかで、旭川~網走を季節延長している特急北海とすれ違いましたっけ。
先般、モニターツアーとして観光列車を釧網本線に走らせていましたが、今でも遅くないと思うんですよね、この列車の運転形態を復活できないものでしょうかね。
 
層雲峡観光を終えて上川から乗車、川湯温泉で下車してのんびり温泉に浸かるとか、季節運転でテストしてみてはどうでしょうか…。
ま、一鉄道ファンの戯言にすぎませんけど(苦笑)。