2022年5月13日に公開された日本のSF特撮映画「シン・ウルトラマン」に登場。
企画・脚本:庵野秀明 監督:樋口真嗣
"斎藤工"演じる「禍威獣特設対策室」通称”禍特対(カトクタイ)” の神永新ニがウルトラマンに変身する際に使用するアイテム。
画像は、「 1/1シン・ウルトラマン ベータ―カプセル・プロップレプリカ」製造元:スタイルオンビデオ
2023年に「ツブラヤストア」から先行販売され、後に「ハリウッドコレクターズギャラリー」にて取り扱われた物。
なんでも、実際の撮影に使用されたオリジナルプロップ制作用の3Dデータを基に、オリジナルプロップを保存管理する認定NPO法人アニメ特撮アーカイブ機構が監修を務め、細部に至るまで徹底検証で完全再現したという一品。
オリジナルプロップ同様に発光ギミックは無い。
実にい潔い。
印象的な黒い溝は、かなり深い。
繋がっているのは中心のごく僅かな部分だけ。
上面はすり鉢状になっている。
横にはしる三本ラインの底は平面で、丸溝だと思っていたのでちょっと驚き。
「ウルトラレプリカ ベーターカプセル」や「 DXベーターカプセル」とは一線を画し、中央のスリットが本体の半分くらいまであるプロップそのものの造形。
主演の斎藤工さんが舞台挨拶で「ベーターカプセルの重量に助けられた。」「物語の肝となるものでしっかりとした美しい造形のものだった。」「最初のビジュアルの一報出しは、確かそのベーターカプセルだったと思います。ある意味、この物語の主人公でもあります。」と讃えていたのが印象的。
また、「ベーターカプセル」が思ったより重かったと語り「その重みをしっかりと感じながら変身できたんじゃないかと思います」と振り返っていた。
実際に劇中でベータ―カプセルを手にした長澤まさみさん(分析官・浅見弘子役)も「重かったですね、本当に重かったです」「ダンベルぐらい・・・・」と、言いかけたところで「ダンベルにもよりますけどね」っと、斎藤工さんがツッコミ入れてたのが笑えました。
そこで、このベーターカプセルの重さを実際に量ってみると「354グラム」。
細くすっきりとした見た目から想像する重さと、実際の重さにギャップがあるのは確か!
まさに”文鎮モデル”。
出来ればスイッチのポップアップ機能くらい再現されててもイイんじゃね?って、当初は思っていましたが、実際に手にしてみるとスペース的にかなり厳しい状況なんだと理解しました。
せめて、スイッチパーツの分割ラインを丸溝ではなく、本当にパーツを分割し再現してあれば無可動でも100点なんだけどな~惜しい!
スイッチの裏面です。
2段階のポップアップがギリギリ出来そうな厚さはあるものの、受側とスイッチパーツの削り出しにギミックのインストールは難しそう・・・。
僕の考えられる限り、押してもまた元の位置に戻るノンロックの構造くらいしか思いつかん・・・(泣)
プレバンのウルトラレプリカ ベーターカプセル (シンウルトラマン)と一緒に。
左:スタイルオン 右:プレバン
全長が若干違う。
赤いクリアーパーツ(ベータシステムの要)の大きさが、スタイルオン製が一回り大きい。
左:スタイルオン 右:プレバン
プレバン製はスイッチのギミックも再現され、音声・光も劇中同様に楽しめます。
左:スタイルオン 右:プレバン
太さはほぼ一緒ですが、プレバン版はポップアップスイッチ・電池・スピーカー・LED等々仕込む都合上、溝は浅くスイッチ裏のスリットの部分もギミックスペースとなり、オリジナルプロップとは大きく異なるものの、黒く塗りつぶしてあることで気付きにくい演出が何気に上手い。
オモチャとして遊ぶなら、圧倒的に「プレバン製」が楽しめるのは見ての通り。(いらんパーティングライン等処理してあれば更にいう事なし)
ただ、プロップとして捉えるとやはり「スタイルオン製」。
握った時に手に食い込む感じのスリットや、ずっしりと重く鈍く光るステンレスの外観は、劇中そのもののように感じられます。
無可動ながら、しっかりとした存在感のある金属製レプリカ。
けっこう本物感漂ってます・・・
いっちょう さ~け ぽん! な~べのしーた~ が~らがら。