アメリカ旅行2日、この日はあいにくの雨でした。
私達は、ワシントンDCから車で2~3時間で行ける、ペンシルバニア州にある
『アーミッシュ村』
を見学して来ました。
アーミッシュ村に入ると、雨の中に一際目立つ三角の反射板。
アーミッシュ村の人々は、自家用自動車ではなく自家用馬車で移動します。
でも、ちょっと風情があって素敵ですよね。
村にはいると、雄大な土地に広がる牧場が点々とあります。
アーミッシュと呼ばれる人々はドイツ系の移民クリスチャンで、聖書の教えと純潔を
忠実に守るために、ある独自の規律をもって集団生活をしている人々のことです。
その為に、テレビ、インターネットなどはなく、信仰生活に悪影響を及ぼす外からの
情報を入れないように、厳選した情報以外は外の世界と共有しないようにしています。
近代機器には一切頼らず、動力はすべて水車や風力を使い、電気は自家発電で賄い
アーミッシュの生活は、移住当時のままを保持しています。
基本的には、自給自足。なので、馬をはじめ、鶏、山羊、羊など家畜も数多く飼っていました。
このお家は、観光用に作られたアーミッシュの伝統的な生活を再現し一般公開しています。
中にはいると、アンティークな感じがお洒落の冷蔵庫や暖炉兼用コンロ。
しかし、これらは全て、今もアーミッシュの人々が使っているもの。↖観光ガイドのお兄さん。
地下室に移動すると、かなり大きい洗濯板発見。ここは、夏場のキッチンで、家の中に熱気が
こもらないように地下室で炊事・洗濯をするそうです。
この洗濯機もここでは現役で使われているみたい(笑)アーミッシュの村人たちは、服装が
決まっていて皆同じなので、洗濯物を見れば、その家がアーミッシュだとすぐ分かるそうです。
でも、この生活は決して強制的ではなく、若者は16歳になると外の世界に出ることが許されていて
その上で、この村の(信仰)生活を取るか否か、人生の選択権が与えられているそうです。
感心するのは、出て行った若者の8割は村に戻ってきて、ここで一生を過ごすそうです。
確かに、派手さを拒み、手間は掛けても、どこまでもシンプルな生活は、とても人間の
精神衛生上、なんだか良いもののようにも感じました。しかしながら、私も同じクリスチャンでは
ありますが、さすがに電気も自動車も頼らない、ここまでストイックにはなれないな~(笑)
でも、アーミッシュの人々の神様への忠実な信仰心には敬服致しました。
見学のあとは、アーミッシュ村のすぐ近くにあったマーケットに立ち寄り、ランチを取ることにしました。
駐車場には、あの馬車が・・・アーミッシュの村人たちも御用達。
ズラリと並んだチーズ! こちらは多種多彩の「ハム」コーナー
いろんな野菜で作られた「ピクルス」コーナー、殆ど全種類の味見ができます。
試食でお腹が膨れそう(笑)
アーミッシュの子供たちのお人形。実際、村の子供たちも同じ服装をしています。
地味な服装でも、ブルーアイと金髪が映えて、とても可愛いらしい。
そして、アメリカに来たら、絶対食べてみたかった本場のホットドック!
フライドチキンとマッシュポテト、オレンジジュースのセットで、500円くらいだったかな?
お値段も手ごろで、美味しいランチでした♪