3年前にも行ってみた青崩峠
この日は、MT-07が車検中なので、SRXで青崩峠へ行ってみました。
前回諦めたダート道、今回はSRXという事もあり、強行突破しようとしました。
青崩峠は、軟弱地盤で有名であり、以前にもトンネル工事をしたのですが、日本の土木技術が、あえなく敗北するような軟弱な地盤であります。
SRXをダートに乗り入れた瞬間、「あかん!」と思いました。
路面だけ見ると、多少ゴツゴツしていて、水の流れた痕があるくらいだと思っていたのが甘かったです。
トラクションがシングルエンジンのSRXでも、全然掛かってくれません。
フロントタイヤも右へ左へ取られてしまう始末。
途中、SRXを止めて、サイドスタンドで立つのか試しましたが、スタンドがどんどんめり込み、自立させることが出来ません。
もう少し先に、幅の狭いコンクリート(水路を保護するためのもの?)があり、そこまでなんとか行き着いて、そこでSRXを停めました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230622/21/yocchan-primera/88/aa/j/o1613121015303026034.jpg?caw=800)
そこから、歩いて探検です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230622/21/yocchan-primera/2a/2e/j/o1210161315303027535.jpg?caw=800)
小さな滝がありました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230622/21/yocchan-primera/bb/03/j/o2016151215303028759.jpg?caw=800)
おわかりいただけただろうか?
道の左側に大きな岩が…。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230622/21/yocchan-primera/01/9a/j/o2016151215303030339.jpg?caw=800)
チョットだけ開けた感じだけど、岩がゴロゴロ
これ以上は、時間の問題もあるし、私の体力も…。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230622/21/yocchan-primera/fc/e4/j/o2016151215303032328.jpg?caw=800)
バイクを停めた所の段差
分かりにくいけど、5~10㎝ある
では、帰りましょうという事で、なんとかSRXのUターンに成功!
しかし、この後悲劇が待っていました。
この道は、軟弱地盤の軟弱路面
まるで、砂浜を走ってる気分。
下り始めて、もう少しでアスファルト路面という所で、立ちゴケ!
左ミラーが外れたのが、折れたように見えてしまいました。
まぁ、いつものようにSRXは軽量バイク。
簡単に起こせるでしょって甘く考えてたら、そこは地獄の青崩峠の軟弱地盤!
起こそうとしても、チカラが横にずれてしまい、なかなか起こせません。
良く見りゃ、ハンドルもレバーも埋まってる!
もがけばもがくだけ、沈んでいくアリジゴクのような状態。
とりあえず、一人で頑張ってみたものの、日没も迫り、助けを呼ぶにも携帯の電波が全然無い!
仕方がないので、バイクを放置して山を歩いて下り始めました。
バックの中に、ライト一本入っていたので助かりました。
ライトが無ければ、ビバークも考えましたから…。
電池の消耗を抑える為に、照度を一番暗くして、ズーム機能を使い、ズームで明るさキープ。
どれ程下ったのでしょうか?
やっと、3G表示が出ました。
妻に電話しようとしましたが、3Gでは繋がりません。
LINEはどうかなと、試しましたがこれもダメ!
諦めて、4Gの電波が有る所まで歩き続けました。
やっと、4Gの電波が繋がるようになり、先ずは妻に連絡。
次に、何を思ったのか、保険会社のロードサービスとJAFに連絡。
もう、歩き続けて疲れてしまい、SRXに乗って帰るって選択肢が頭の中から無くなっていたんですね。
そしたら、次に欲しくなったのが、飲料水。
常に持って行ってるのですが、今回は足りませんでした。
自販機~、自販機~ってブツブツ言いながら更に歩き続けました。
あったーっ!
そこは、行きにトイレ休憩に寄った場所でした。
そこでJAFの到着を待ち、合流後、現場まで行き、二人がかりでようやくSRXを起こす事が出来ました。
そこからは、快適なトラック旅。
自宅に着いて、片付けしてたら、午前4時でした。
長々とお付き合い頂きありがとうございました。