看護師さんが車椅子を押してくれて手術室へのドア近くで停車


それまでに何度かに分けて点眼薬をさしてもらったが、そうだった、そうだった、それは瞳孔を開くためのもの


良い機会なので、手術室に向かう前にトイレに行って写真を撮ってみた


めちゃめちゃ瞳孔開いてるびっくり


手術室の前で待機中、前の患者さんが執刀医と世間話をしている声が聞こえる


間もなくして車椅子に乗って手術室から出てきた

うん、元気そう


いよいよ私の番

心の中でいろいろと考える


『私で執刀は4番目

そろそろ疲れが出る頃では…』


いやいや、と思いながら手術室に入り、手術台に指示されるまま横たわる


手術をする左目の部分だけが空いている、歯医者での虫歯治療を思い起こさせるようなものを顔にかけられる


ライトが結構まぶしい

緊張しないように、心の中で密かにおまじないのように


『(息)吸って〜

吐いて〜』


を繰り返す