さて遅れてきた韓国系男性患者
あまり英語も堪能ではなく、誕生日やら事務的なナースからの質問にはなんとか答えていたが
「術後は車の運転はできないけど、今日は車に乗ってきましたか?」
「んー、はい」
「帰りは誰が運転しますか?」
「はい」
「誰か他の人が運転するんですよね?」
「はい」
「誰が運転するんですか?」
「うーん、はい」
「えーっと、誰が車の運転をするんですか」
「え?んー、はいはい」
と言う具合に、なかなか話が進まない。
私が韓国語が話せたらお手伝いできたのにと、
ちょっとだけ思ったりもしたが、なんだかほのぼのとしていて面白かった
さて、そのうちに最初の1人(インド系男性)が車椅子に移動させられた
いよいよ手術室に向かうらしい
私のいつもの眼科医が
「白内障の手術なんて、工場のライン生産みたいに簡単なもんだよ」
と言っていたが、こうやって5人1グループにして次から次へと手術をしていくのだろう
一瞬ベルトコンベアに乗せられた私たちを想像してしまう
最初の男性がどこかへ連れていかれた後(どう考えても手術室だろ)、次の患者さん(2人の女性のうちの1人)も、車椅子に乗せられスタンバイとなり、そのうちまたどこかへ消えていった。
最初の男性が25分ぐらいして車椅子に乗って戻ってきた
手術した方の目には、透明のプラスチックのカバーがテープで止められている
無口そうな人なので実際はわからないが、普通に元気そうで、何より何より
念のため10分ぐらいその場に待機した後、迎えに来た娘さんと一緒に帰っていった
なんだかんだで私の番が来た。
車椅子に乗り換え、毛布を体にかけてもらう
ちなみに、待機中数回に分けて目薬をさしてもらったが、結局あれは何の目薬だったんだろう?
だんだん目の感覚を鈍らせていったのだろうか?
そしていよいよ手術室へ