お盆休みの間は帰省も自粛し時間があるのでブレーキ周りの再構築ということに。
前回シートピラーのさび落とし作戦をしたので
今回はブレーキ周りもさび落としに挑戦しようかと思います。



カンチブレーキのマファックタンデムをあきらめた理由は
アーチワイヤーの鼓部分が太鼓の腐食で抜けなかったからです。
クリテを買って確認できるまでは 一体型かと思うくらい食いついていました。
『ラストリムーバー』である程度サビが落ちれば抜けるかもと想像したので実験です。

まずはカンチ本体を灯油で洗って汚れを落とします。あまりきれいになりません。
ラストリムーバーにちゃぽん! 様子を見ながら適当なところで引き揚げます。
 

 

 

 

 

 

 

次はスプリングやアーチワイヤーの鼓を小さなビーカーで ラストリムーバーにちゃぽん!
これなら途中経過が確認しやすいかと思って。

 
アーチワイヤーの太鼓が激しく反応して 小さな泡がシュワーっと出ています。
この前買ったクリテは鉄っぽい感じでしたが、タンデムのは鉛系?
今までラストリムーバーにつけた中で一番激しく反応しています。

どうも異種の金属を同時に入れるのは好ましくないようです。
電蝕・イオン化傾向・析出など(化学的な知識はないのですが)
溶け方や色移りなど不具合もあるみたいです。
 

 

 
取り出した後は十分に水洗いして 必死で磨きます。

アーチワイヤーの太鼓は結局プライヤーでこじって
無理やり取り外すことができました。
 

南米さんでダイヤコンペのアーチワイヤーを買っていましたが太くて使えません。
代わりに良いものがないかと思っていたら 変速ワイヤーが使えそうです。
お盆休み中なので近くの「あさひ」で買ってきました。結構いい感じです。

上がクリテの純正 下は変速ワイヤー

ついでにブレーキシューのフネも磨いときます。
ゴムはかなりすり減っていますが、クリテは温存しておいて
古いのをぎりぎりまで使おうかと思います。
前輪はノーマルで、後輪はタンデムです。
シューのブロックの山が一つ分長さが違います。

 





クリテとタンデムで カンチレバーのアーム長が10mmくらい違います。
(大雑把ですが 37mmと48mmくらい)


やはりブレーキの利きはタンデムのほうが安心感たっぷりです。


前輪   後輪
カンチ台座がノーマルなので、

後輪はぎりぎりですが、前輪ではフォークに干渉してタンデムのシューが使えません。


後輪も干渉するのですが、シートステイの幅が広いので何とかなります。
現役時代は42Bを履いていたので 空気を抜いてホイールを脱着していたような記憶が・・・
今は38Bなので大丈夫でしょう。


新旧、クリテとタンデムでの気づき
・アーチワイヤーの太鼓の材質が違う
・クリテは裏側にMAFACの刻印がない


・今回のクリテではフネに進行方向の矢印がある ⇐
・スプリングはクリテとタンデム 同じサイズだった(違うだろうと思っていたが)

 
・今回のシューが柔らかい?摩耗が速い気がする。


ここまできたら ブレーキレバーも。。。
本来はグランコンペのGC162を使っていましたが、
アジャスター部の食いつきや、篏合部のはずれであきらめていました。

 
今回の整備でダイアコンペ204QCにアジャスターを付けましたが、、、
壊れたGC162にアジャスターを転用してもいいのではないか?
ゴムカバーが無いのが残念ですが。。

さて、取り付けてみましたが、
アジャスターのサイズが合わないのでガタが大きく
ケーブルのアングルがが美しくありませんし、
ブレーキをかけるたびに角度が変わり 品がありません。
GC162のレバーは諦めます・・・





先日「あさひ」で買い物をしたとき ついでにボトルケージも購入。

今更ボトルを装着しての走りはしませんが、
ポタリング中に飲料を買うことはありますので
ペットボトルを想定したケージを選定。


インフレーターの取り付け具を横向きに変更して重ねて取り付けます。

 

 


ペットボトルは上下さかさまに差し込み
底にひょうたん型の穴があるのでスライドしてロック。

 


段差のない舗装路ならロックしなくてもホールド感は十分な気がします。
さすがに900mlのボトルは厳しい。




ちりん、ちり~ん!