ブログ、久しぶりです。
 大阪商人は倹約家と言われてます。 

 これは株主総会用の委任状を沢山刷りすぎて(無駄使い

採用通知書に転用した例です。

 しかし、いくらなんでもこんな使われ方は常識はずれですね。

      会社の恥!

  しかし使用例からみると差出人の鉄道で運ばれた貴重な例(?)
と思うのですがね・・・。  如何でしょう。
 
 大阪和歌山線  明治39・12・22 大阪発前12・00(下三)  
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                                                                                          では次回まで                       
・・・・・・・・・・・・・・  コ メ ン ト ・・・・・・・・・・・・・・・・
『委任状を刷り過ぎて』と記述されていますが、少し気になっていたので調べてみました。
私の推論は、明治37年3月10日の臨時株主総会が開催されなかったため、使用されなかった葉書ではないかというものです。
その理由は、南海鉄道は、紀和鉄道(五條~和歌山市)の買収交渉を進めていて、明治37年3月18日に臨時株主総会を開催したことが、手元の文献『関西鉄道史』に記述されていて、この葉書に印刷されている3月10日開催ではないからです。
なお、南海鉄道による紀和鉄道の買収交渉は紀和鉄道側が関西鉄道と合併することを決定したため、不成立になりました。もし、南海鉄道と紀和鉄道が合併していたなら、王寺和歌山線という鉄郵印はなかったでしょうね。代わりに、大阪五條線があっかもしれません。
マニアックな話ですみません。 削除
2014/5/30(金) 午後 8:35 Courrier_Convoyeur 返信する                        
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最近の株主総会通知書は議題が明記されてますが、当時は無かったのですね。 詳しく調査され、有難うございます。 阿部昭夫先生の経済史の一分野になりますね。 関連事項を探してみました。 南海電気鉄道百年史659㌻、660㌻には、明治36年10月26日紀和鉄道 南海鉄道と鉄道売買仮契約締結(不成立)。明治37年6月17日取締約社長松本重太郎は辞任。同年8月27日関西鉄道は紀和鉄道を合併。
もし、大阪五条線になってたら、私は集めてなく、嬉しかったのにねェ~。 削除
2014/5/30(金) 午後 9:19 [ yob*ag ] 返信する