さて、ようやく手術の予約の列に並ぶことができたわけだが、手術はだいぶ先。

それまで放っておかれるか、というと、そういうこともなく、2ヶ月に一度の検診がありました。

7月末にみてもらって以降、1回目は9月末、2回目は11月末といった感じ。

Y先生の予約をとり、

予約があっても、がっちり待たされ(笑)

そしてY先生に診ていただく。

診ていただくといっても、まずは問診でかわったところがないかを聞かれ、

皮膚の上から腫瘍が大きくなっていないか確認するといった程度ですが・・・。

自覚症状といえば、「腫れている」ことがメインで、腫れている部分が赤くなったり、

ジンジンと痛んだりといったことはなかったが、時折、耳の中にキーンとくる痛みが走ることがあった。

耳下腺腫瘍だと診断される以前にもその痛みは経験していて、

その時はこれも額関節症からくるものだと勝手に解釈していたのだが、

たぶん、耳下腺からくるものだったのでは?と思う。

一時期はその痛みもほとんどない時期もあったが、

耳下腺腫瘍とお墨をつきをいただいた後あたりから復活し、これだけがちょっと嫌な自覚症状だった。

ただ、その痛みも一日中続くということもなく、数時間に一回くらいキーンとくる、こない日はまったくこない、こんな感じの繰り返しだった。

なので、先生に「痛みはありますか?」と聞かれても、

「たまに、耳の奥に痛みがあります。」

と答えるくらいで、特に進展は見込めないやりとりをするのみ。

Y先生の検診で私が好きだったのは、Y先生が「まるちゃん」をつまんで、

まわりの組織の癒着がないかを確認する作業だった。

毎回、おだやかーな微笑みを浮かべて、

「うん、うん、よく動くね。」

とおっしゃり、そういわれると、

そーか、よく動くのか、動くのはいいことなのだな。

と、なんだか安心できるのだった。

もちろん、家に帰ると夫にも報告。

「今日もね、まるちゃん褒められたよ。よく動くってw」

耳下腺腫瘍が発覚した時の緊張感はほぼゼロだ。
これまでの流れを振り返ると

左耳前の腫れを夫に報告したのが2011年6月下旬
Y先生のいる病院の初診が2011年7月上旬
Y先生の診断を受けたのが2011年7月末

こんな感じ。

そして2011年8月中旬に術前検査のために病院へ。

尿、血液、心電図、レントゲン、肺機能

このような検査項目を受ける。

手術がだいぶ先なのに…と思うが、どうやらこれをパスしないと、

手術の予約の列に並ぶことができないらしい。

そしてあわせて麻酔の先生の診察も。

それは何をかくそう耳下腺腫瘍の手術は、

全身麻酔

で行われるからだ…。

これまでの人生、せいぜいこけて、膝を数針ぬった程度の外傷しか負ったことがないのに。

いきなり全身麻酔ってハードル高くない?

とはいえ、これも逃れられないことなので、しょうがない。

麻酔の先生からは全身麻酔の説明と注意点を伺う。

術前検査を行ってから2週間後、検査結果に問題はなかったため、ようやく手術の予約の列に並ぶことができた。
耳下腺腫瘍という病気が非常にマイナーな上、治療法は手術のみと、

病院選び、お医者様選びには非常に頭が痛い状況だと思う。

近所の耳鼻科で紹介しましょうか?と候補にあげられた大学病院は2つ。

一つは私が本命としたY先生がいる病院で、一つはY先生の診察を受ける前にちょこっと見てもらった病院。

どうしてY先生の病院で決めたか!というと、はじめは、

夫の職場が近いから

という、医学的な意味合いから程遠い理由からだったが、

絶対Y先生のいる病院がいい!と思ったのは、初診でY先生以外の先生に診ていただいた時、

「耳下腺腫瘍の手術なら必ずY先生が執刀します。」

というお話と、そのY先生が年間200例近い耳下腺腫瘍の患者さんを診ているというお話を伺ったからでした。

大学病院というと、ほとんど手術経験のない先生が、ぷるぷる震える手でメスを握られたら…という点が非常に怖い!!

(もちろんY先生だってはじめはそうだったのだろうけど…)

その心配がない、必ずY先生にやってもらえるという安心感はすごく大きかった。

それと、耳下腺腫瘍の患者をたくさん診ている!というところ。

マイナーな病気にもかかわらず、手術も1年待ち!

私の手術の順番がくるまで、来る日も来る日も耳下腺腫瘍の患者さんを診て、

手術をしているなんて…。

これ以上のプロなんて、たぶんいない!

そう思えた以上、Y先生以外の選択肢を考えることはなかった。

夫は私より冷静で、いろいろとその他の病院についても調べてみたようだったが、

やはり結論はY先生で落ち着いたようで、特に大きく悩むこともなく、病院選びを終えたのでした。