● 究極のハロウィン!? 新宿のナンシー

2019年10月31日の渋谷のスクランブル交差点はハロウィンのコスチュームですごいことになってそうですね。

完全にハロウィン仕様な曲を書きました。

ギターはファイナルファンタジーやVGOで世界的に活躍している。伊藤雅人さんが演奏しております。

ヨアラ研究所 「新宿のナンシー」
作詞/作曲/映像 石原健太



作品について:
歌詞及びPAはの題材、新宿ホスト殺人未遂事件を題材に制作しました。高岡由佳容疑者が血だらけの現場でたばこを吸う写真はとても痛々しいものでありましたが、生と死を感じるその瞬間は刹那的であり、また独特の退廃感を作り出してる瞬間でした。阿部定事件を連想させる「好きで好きで仕方がなかった」という犯行動機も独特のディカディズムがありました。女は逮捕され、男は職場復帰したようです。

彼女の考えていた形をと思い音楽作品にしました。男を殺害した後、自害する予定だったらしいので。

「ナンシー」は人気バンドのセックスピストルズのベーシストでシド・ヴィシャスの恋人のナンシー・スパンゲンからとっております。ちなみに、シドヴィシャスは私が好きなアーティストです。漫画NANAの主人公の恋人の本城蓮のモチーフになった人物ですね。シドヴィシャスはチェルシーホテルでナンシーを刺殺しております。

新宿や渋谷の街を歩くと思うのです。こんなに人にあふれているのに「孤独」だと。人込みの中に紛れ果てのない孤独を感じるのです。そんな、現代社会の閉塞感を感じていただきたく制作致しました。同じ気持ちの人多いと思うから。

最近、「時間」の定義や感覚も曖昧になっており現実は益々不確かなものになってきてると。これは私、個人の領域で起きているのか、すべての存在全体で起こっているのかはわからないですが、今以外のすべては所詮証明などできないほど、そうですね、感覚としては、不確かなものに圧縮されてしまい、やがて消えていくかんじでしょうか。特に情報化やテクノロジーが進んだ現在はいかほどにも改ざんできるでしょう。真実など今この瞬間を通り過ぎたら存在しないのですから。この瞬間をつかめることも不可能でしょうし。

すべての時間があっという間に過ぎ去ります。そして、唯一証明できる、今が全てであり永遠なんです。長い一瞬を感じることは恐怖であり、存在や意志を考えることは不安ですが、半強制的に頭に入ってきます。そんな不安があるから、人は人を愛するのでしょう。

生ではじまり死で終わる。その中間は、今という瞬間を過ぎてしまえば、過去に圧縮されるので、どんなに年をとっても圧縮率が高くなるだけでその厚さは変わらないんですね。私の定義でいうと、生と死とその間のサンドイッチの厚さは変わらないのです。過ぎた時間によって圧縮率は変わると思いますが。

だから、作家は自害するんですね。美しい今を永遠にするために。

新宿のナンシーお楽しみいただければ幸いです。

配信と、制作頑張っていきますね。

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東京都江戸川区から発信するヨアラ研究所では音も映像も作れますよ。

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