よしんどのかあちゃん
さてさて、今度は「かあちゃん」のご紹介である。
かあちゃんの最大の特徴は「自分と同じくらいの年の人とは話が合わないこと」である。
いい言い方をすれば、「気が若い」ということになるであろうが、もし老人会にでも行こうものなら、絶対に仲間に入れないだろう。
若いころは洋画が好きだったようで、昔の洋画の話をしようものなら俳優の名前がバンバン出てくるし、「あんたは映画評論家か?」と言いたくなるくらい解説してくれる。
昔の洋画の話だけだったら、同年代の人とも楽しく話し合えるだろう。
問題は「音楽の趣味」である。
よしんどは1977年のKISSの来日(NHKのヤングミュージックショー)以来、洋楽特にハードロックにはまっていったのだが、あの時代の普通のお母さんだったら、「不良になるから、そんな音楽聴くのやめなさい!」とか言って、注意してたであろうが、よしんどのかあちゃんはちょっと違う。
「うーん。この人たちは人を引き付ける力があるねー。」とか、「この歌ってる人は上手いね。でもバックの演奏が歌を引き立ててないね。」とか言ってのけるのである。かなり手厳しい「音楽評論家」である。
かあちゃんの中では音楽は「グッド」と「バッド」しかなく、ジャンルにはとらわれないのである。
「美空ひばり」から「ヘビーメタル」まで、自分の中でピンとくるものがあれば、それでよし、なのだ。
最近も音楽番組はチェックしているようで、「この間テレビ見てたんだけど、EXILEって上手いねえ」ときた!
「あんた、EXILEまでチェックしてんのか!」と、聞いたら「好きなもん聞いてるんだからいいべ!」とのお返事。
さすがに70歳過ぎのEXILEファンはなかなかいないであろう。老人会でEXILEの話題が出ることはめったにないだろうなあ。かあちゃんの感覚は、20年くらい若い。最近のお笑い芸人の話も大好きである。かあちゃんの辞書には「いい年して!」という言葉は載っていない。