私という存在 | 主人と私のおつかれ日記

主人と私のおつかれ日記

障害者となった主人との毎日にひとりごと

 感染性心内膜炎という病気がもとで、脳梗塞・腎盂出血・腎梗塞・脾梗塞・脳出血・肺水腫・心不全を起こし、四肢麻痺と重度の弁膜症で全介助,身体障害者1級、となった主人との毎日を綴っています。

私の母から見れば、今の私は大変な思いをしている娘。

 

いつも私の体の事を気づかってくれる。

 

しかし、主人の実家の人間にとっては、

 

介護して当たり前の存在。

 

毎日の移乗の回数、20回は超えている。

 

それ以外に食事の介助、歯磨き、排せつ、痛いかゆいなど次から次へと。

 

今日は移乗が辛く感じて、ついイライラした口調になってしまった。

 

それを聞いていた義兄に、

 

「初めの状態からすればここまで良くなったんだから贅沢を言うな」

 

とたしなめられてしまった。

 

確かに今の主人にイライラしている人間のほうが悪いかもしれない。

 

でも、義兄たちに私の苦悩の何がわかる?

 

口では、

 

「大変だね」

 

何て言ったって、毎日ひたすら介護に向き合っている人間の気持ちなんて考えもしないでしょ。

 

介護するの当たり前。

 

勝手に涙が出てくるときってありますよね。