韓国「聾学校」レイプ事件の真相---実録映画「トガニ」が暴く韓国社会の闇 | イエローサブマリンのブログ

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校長・教職員は、物言えぬ女子生徒たちを犯し続けた--

2012年8月4日公開

韓国映画「トガニ 幼き瞳の告発」が描くレイプ事件の悪夢

 

韓国に激震が走ったのは、2005年11月、韓国の放送局MBCが、

「隠ぺいされた真実~障害学校・性暴力事件」を放送した日である。

その報道内容に視聴者は度肝を抜かれたのだ。

 

衝撃作『トガニ 幼き瞳の告発』

幼い障害者への性暴行事件という、この上なく卑劣極まりない犯罪を扱った作品だ。

韓国で公開されてから460万人以上もの観客を動員した。

それはたちまち社会現象となり、その影響で「法改正」まで行われたという注目作である。

モデルとなった現実の加害者に、懲役12年が言い渡された。

 

女子学生の手足を縛って性暴行した容疑(強姦致傷など)で起訴されていた前・行政室長に対して下されたのは、

懲役12年の実刑で、加えて10年間の身元公開と電子足輪装着10年も命令された。

 

今回の判決は検察が求刑した懲役7年よりも5年重い刑であった。

権力を隠れ蓑にして、本来保護すべきはずの生徒に対し行った極めて悪質な犯行であること、

そして被告が反省の色もなく犯行そのものを否定し続けている点を厳しく糾弾したのだ。

 

この事件を題材にした『トガニ 幼き瞳の告発』では、「コーヒープリンス1号店」の「コン・ユ」が、

事件を告発していく教師役を熱演している。

性的暴行を受ける子役たちの悲痛な表情や、善人面をしながら子供たちを生き地獄におとしめる校長

と双子の弟である行政室長の嫌らしさ、薄気味悪さ、下劣さが出色だ。

 

 

韓国では本作の公開後、子供への性暴力犯罪の処罰に関する改正案を“トガニ法”と名付けた。

この法案は2011年10月28日に国会を通過し、見事、法律改正に至った。

 

裁判所は「事件が多くの人に知られるようになり、障害者への性暴行事件に対し厳罰を求める社会の声が大きくなった。そして国会ではトガニ法と呼ばれる法の改正もあった」と、映画の影響も大きかったことを明らかにした。

 

今回の判決に対し、『トガニ 幼き瞳の告発』の原作者「コン・ジヨン」は自身のツイッターで

「犯した罪(の極悪さ)を考えると懲役12年では足りないくらいだが、求刑よりも重い刑になってありがたい」とコメントしている。

 

--事件のその後

問題を起こした聾学校が閉鎖されるなど社会現象を巻き起こした--

 

そして、日本でも同様の事件が起きていることを付け加えておきたい。