闘病日記その15 | 難治性慢性疼痛の毎日(線維筋痛症と複合性局所疼痛症候群)Byアキ

難治性慢性疼痛の毎日(線維筋痛症と複合性局所疼痛症候群)Byアキ

2012年、線維筋痛症と複合性局所疼痛症候群を発症、それよりも前にデパス&ソラナックス&ロヒプノールを服用していた。病気発症に心当たりがないためこれら症状はベンゾ薬害だと私は断定。2019年、旦那と死別

 
父親が上京してきた頃には精神的に安定していた。
 
痛みは相変わらずだったが、思いのほか安定していた私の体調に、父親はだいぶ安心していたようだ。
 
私の結婚式以来の上京に、今年70歳になる父親は少し、いや、かなりはしゃぎ気味。
 
機関銃のように喋りまくり楽しそうだった。確か病人の様子見に来てるはずだったが…(笑)
 
昨年、父親と会った時は既に痛みが全身に広がり始めていた時だったから、その時もだいぶ迷惑をかけた。
 
そんな事を思いながら父親のお喋りに付き合い相槌を打っていた。でもさすがに疲れたなぁ…。
 
そんな父親の上京も終わり、私の病状を診てくれる病院探しを本格的に再開した。
 
一つ目はN大学病院。ここは予約待ち3ヶ月。しかも心療内科。
 
百歩譲って、私の心が病んでいたとしよう。または自分で気付かないストレスを溜めていた結果の病気だとしよう。
 
そういう心の病気(問題)で足や手が腫れるか?まだら模様に皮膚が赤くなるか?
 
色んな医者に一所懸命訴えて、実際に見せても、心の問題だ、こんな症例は診た事がないと言われてしまう。
 
素人なりに色々調べて、これこれこういう病気なのではないか?と提案しても、怪訝な顔をされてしまう。
 
4月の診察まで待てないと判断し、ツテを頼って次の病院探し。
 
K大学病院で診てくれるとの事。こちらは今月中に予約がとれた。
 
しかし、こちらも精神科。どうも合点がいかない。
 
こうなったらあらゆる可能性にかけて診てもらうしかない。
 
話は変わり、一番最初にかかった整形外科で処方してもらっていた『リリカ』、これは服用するのを止めていた。
 
年末に服用を中止した所、痛みが和らいだからだ。痛み止のはずが痛みを発生させる要因になっていたのか?と疑問に思い、再度、服用を開始するとやはり痛みが増す。
 
薬価が高い薬なのに、ゴッソリ余ってしまった。ただでさえ医療費が嵩むのに勿体無い事をした。
 
またまた話は変わり、体調が良い時を見計らって歯科治療も開始した。
 
でも、診察台の冷たく固い椅子はかなりの苦痛だ。体の背面全部が痛いから、痛みを堪えての治療に四苦八苦した。
 
頭皮や顔面まで痛いので、頭皮があたるベットレストにマフラーを敷き、顔面の痛みは我慢するしかなかった。
 
診察台の上で天井を見上げながらこんな事を思った。
 
治療を受けようと思う事は『頑張って生きてくぞ!』っていう欲求の現れか?
 
でも、いつ死んでもいいやって思う自分も確かに存在する。
 
一体、どちらが本当の自分なんだろう…?なんて思いが頭の中を駆け巡る。
 
幸いにも、その歯科は私の体調を気遣ってくれて、我慢はするなと言ってくれた。感謝の一言に尽きる。
 
歯科の帰り道、花屋があるので花を買った。殆ど外出しない今は、花を愛でるだけで癒される。
 
花を愛でながら思い出した。昨年の桜の咲く季節も体が痛かった。来年は花見が出来るかなぁなんて思ったもんだ。
 
桜の季節まであと2ヶ月。今年は桜を見に行けるだろうか…?
 
 
続きはまた今度。