恐怖はまだ繋がっている…。日本が震撼した前作より1年、最恐のJホラー、ふたたび

 

携帯電話をモチーフにした大ヒットホラー映画「着信アリ」の続編。

保育士の杏子は、恋人・尚人のバイト先で気味の悪い着メロを耳にする。それは“死の予告電話”のメロディだった。やがて彼女の周囲に怪事件が起こり始める。

 

保育士の奥寺杏子(ミムラ)は、恋人の尚人(吉沢悠)のアルバイト先で、薄気味悪い着メロを耳にする。それは、1年前に人々を恐怖に陥れたあの"死の予告電話"のメロディだった。着信を受けたアルバイト先の主人が死んだ後、杏子にも死の着メロが届く。死の着メロの謎を追うルポライターの孝子は、1年前の事件を担当していた本宮刑事(石橋蓮司)から、由美は山下を殺害して行方をくらましていることを知る。再び起こった事件と1年前の事件の相違にかすかな手がかりを掴んだ孝子は、杏子や尚人とともに発信元をたどるうちに、それが台湾から発信されたことを突き止める。

謎を解くべく、3人は台湾へ渡る。

だが、そこで生きたまま口を縫われた少女にまつわる忌まわしい記憶を呼び起こすことになる......。

 

 

奥寺杏子(ミムラ)

チャイルドセラピストを目指す保育士。

死の予告電話を受け、呪いを解くために台湾に行く。

 

桜井尚人(吉沢悠)

杏子の恋人でカメラマンの助手をしながら中華料理店でバイトをしている。死の着メロを受けた杏子を救うべく尽力。

杏子との出会いは、携帯を拾ったことがきっかけ(笑)

 

野添孝子(瀬戸朝香)

1年前の事件を追うライター。美々子の過去に行き当たり、今回の事件との関連性を探る。

 

陣雨亭(ピーター・ホー)

孝子の夫。孝子にアドバイスする一方、台湾で同様の事件を調べていた。

 

主演は「ビギナー」「いま、会いにゆきます」のミムラ。(ミムラは「ムーミン」に登場するミィのお姉さんの名前に由来)

「Believer」の吉沢悠が精悍な演技で彼女の恋人役を、瀬戸朝香が彼らとともに事件を追うルポライターを硬派に演じ、前作から引き続き本宮刑事を演じる石橋蓮司も脇を固めています。

 

 

2003年の「着信アリ」の続編にあたりますが、前作で残された謎が解明されるという構成上、2つの映画を合わせて1つの物語が完結すると考えていいでしょう。前作で残された謎が次々と明かされていく一方で、新たな呪いが襲います!

 

「1」に比べ世界観の奥行きも深くなっていますが、2つの物語が複雑に絡み合うので、これから見る人は前作を見てから見たほうがいいです。

 

ストーリーは前作のラストから続き、死の着メロの真実が明らかになります。

「1」の死の着メロ事件から1年後、前の事件とはまったくつながりのない携帯電話に死の着メロが着信します。

再び前と同様の悲劇が繰り返されるのですが、1年前とは少し様子が違っていました。

 

 

死者の口の中に赤いアメ玉がなかったり、携帯を持っていない人も犠牲なったり、電話に出た人が死ぬなどパターンが変わっていました

 

最初の被害者となった中華料理店の主人は、娘の携帯電話に着信したメッセージを聞いてしまい、娘の代わりに殺されました。

彼の口の中にはあの赤いアメはなかったのですが、代わりに微量の石炭が体内から検出されました。

その違いが意味するものとはなんでしょうか?

事件の原因は美々子の怨念ではなかったのでしょうか?

 

鑑識の結果、その石炭は台湾から産出されたものでした。さらにその石炭の産出場所は美々子の祖父の生まれ故郷だったのです。

 

謎を解く鍵は台湾にある?

 

杏子を救うために恋人の尚人はルポライターの孝子と共に台湾へ!

そこで村の生き残りである老婆から昔、李麗(リー・リィ)という少女に死を予告された村人が次々と死んでいったことやリー・リィを恐れた大人たちが彼女の口を縫って炭坑に生き埋めにしたという恐るべき村の過去を知ることに…。

 

中盤で台湾に行ってから由美(柴咲コウ)がなぜああなってしまったかということを説明する会話があります。

前作のラスト、不気味な笑みを浮かべていた由美。

本宮刑事によると「由美は憑依されたのではなく、自分の意志で美々子に共鳴して内なる悪魔を目覚めさせた」というのです。

 

由美も過去に母親から虐待を受けた経験があったため、同じような境遇の彼女に同情してしまったのでしょうか。

そして心の中に眠っていた邪悪な人格を呼び覚ましてしまい、美々子のような殺人者に変貌してしまったのでしょうか?

 

しかし、その由美も死んでしまいます

さらにいえば、美々子も最初は着信を受けた被害者でした

着信を受けてしまった人は、その運命から逃れる方法はないのでしょうか?

 

 

友人は「怖くなかった」と言っていましたが、ぼくにはこれでも怖かったです。

暗くて息苦しくてヤバイ気配のする炭坑の怖さが出ていました。口を縫われた女の子の話も恐怖心を煽っていました。

怖いだけではなくて、切ないラブストーリーにもなっています。

 

 

呪いの元凶/水沼美々子

小学5~6年生くらいの髪の長い少女。

母・水沼マリエが見知らぬ男に性的暴行されて生まれたのが美々子。幼い頃から美々子は薄気味悪かったと祖母は言う。美々子には父親違いの妹・奈々子がいるが、母親の愛情を一身に受ける妹に嫉妬した美々子は妹を母親に隠れて虐待していた。

そのことを薄々感じていた母・マリエの隠し撮りテープによって美々子が包丁で妹の腕を切りつけたことが判明。怒った母親が美々子から携帯を取り上げ、妹を病院に連れて行こうとする。その時、美々子に喘息の発作が起きて苦しみ出す。しかし母親は美々子を無視して病院へ向かう。

こうして母親に見捨てられ、誰の助けも得られずに苦しみながら死んだ少女の怨念が、呪いの死の予告電話へと繋がっていく。