この映画、なんでも「人気コミックの実写映画化」だそうで、主演は大泉洋さん。
テレビの予告CMで見た大泉洋さんがクレー射撃用のショットガンを構えるシーンぐらいしか覚えてなくて...どういう映画なのか全くイメージが湧かなかったんですが...(笑)
この間、借りたDVDでこの映画の予告を見て興味が湧いてきました。
海外での評判も好評のようで、世界三大ファンファンタスティック映画祭を制覇したと大泉洋さんも宣伝していたので。
あと、有村架純ちゃんが出てるからという個人的な(?)動機もあって...
いやぁ...有村架純ちゃんって、ホントにかわいいよね。
今度借りてみたいと思います。
鑑賞後の感想
予告を見たときはちょっと軽いノリのコメディかなとも思っていたのですが、がっつりホラーでした。
でも、今回はいい意味での「騙された」でした。
ボクが観てきた日本のゾンビ映画の中では、一番おもしろかったです。
主人公はうだつの上がらない漫画家のアシスタント(鈴木英雄〈「英雄」と書いて“ひでお”と読みます〉)で、同棲している恋人にも半ば見放されているような感じで、職場でもそれほど際立った能力を発揮しているわけでもない、言ってしまえば仕事も恋愛もダメなヤツ。
ただ、彼にはひとつだけクレー射撃という変わった特技がありました。
平和な日本では日の目を見なかったそのスキルを活かして逃避行中に出会った女の子を救うヒーローになります。
ボクは「ダメなヤツがやるべき時がきたら奮起する」というのが好きなので結構ハマりましたね。
主人公をイケメン俳優じゃなくて、大泉洋さんが務めているからこそ、親しみの湧くキャラクターになっていました。
それに、ヒロインが有村架純ちゃんならボクだって守ってあげたくもなりますよ。
本作での架純ちゃんは赤ん坊のZQNに噛まれて半分ZQN半分人間の女子高生・比呂美(ひろみ)役で出演していました。
発症後、英雄を襲ったZQNを事もなげに素手で倒していましたw
長澤まさみさんも出演していて、斧を片手にZQNに立ち向う強い女性・元看護師の藪(やぶ)を演じていました。
ラストの戦闘では至近距離で何十、何百ものZQNたちを斧で掻っ切っていたんですけど、噛まれていないのが驚いたw
まあ、彼女たちはひとりでも十分強いんですけど(男たちが敵わない敵を倒してしまうという意味では)ww
2人を守るために、英雄が立ち上がることになるのが、タイトルにある「ヒーロー」につながるラストは後味最高。
ゾンビものって後味悪いのが多いような気がするので、こういう希望の残るエンディングは嬉しいです。
さすがにR-15指定だけにグロかったですけど、「ある日突然、日常にゾンビが入り込んでくる恐怖」が描かれていておもしろかったです。
これは日本版「ワールド・ウォーZ」ですね。
感染から発症までの時間が極端に短く(潜伏期間が短い)、とにかくゾンビ(ZQN〈ゾキュン〉)が物量で攻めてくるのが圧巻です。
「もし平和な日本にゾンビがまん延し、人々を襲い始めたら...」予想されるパニックや被害拡大をリアルにシミュレーションしたらこうなるんじゃないかなと思いました。
主人公・英雄(ひでお)の彼女・てっこを片瀬那奈さんが演じているのですが、英雄がはじめて遭遇するZQN第1号が彼女なんです。
ブリッジ状態のまま四つん這いで近づいてくる片瀬那奈さんが、いきなり玄関のドアから現れたときには、心底震えましたよ。
ドアに噛みつくとか、噛んだ弾みで歯が全部抜け落ちるとか、まさに「体当たりの演技」でしたね。(震え声...)
しょっぱなから気合い入りすぎですwww あれは心臓によくないですよ。
英雄が趣味であるクレー射撃のために所持していたショットガンがのちに、ZQN(ゾキュン)を撃退するための武器として活躍します。
彼が日頃から腕を磨いていた射撃のスキルがここにきて発揮されるわけですね。
100人くらいの人数をほとんどたったひとりで倒してしまうのはすごい。
英雄と呼ばれるに値するぐらいの偉業ではありますよ。たしかに。
スプラッター描写が苦手な人には、あまり鑑賞はお勧めできませんが、日本映画でここまでやるのかという銃撃戦、その意気込みには拍手したいです。
もしまだこの映画を見ていない人がいれば、見てみてください。見ないと損しますよ。

