【購読のきっかけ】
大学院の授業で「経営職業倫理」という授業があり、高知県高知市に本社があるネッツトヨタ南国株式会社の経営理念が取り上げられました。この会社も、先の伊那食品工業の経営理念と同様に、経営の目的は「社員を幸せにすること」と断言しています。なぜ、そのような理念に至ったのかを学びたいと思います。
【目次】
第1章 「理念」の考え方
第2章 「人を育てる」ことの考え方
第3章 「サービス」の考え方
【要約】
著者はネッツトヨタ南国の前身トヨタビスタ高知(株)が1980年に発足した時に副社長として就任し、現在はネッツトヨタ南国の相談役になっている。当初より「質の良い会社をつくって、その結果として量を増やしていく」ことが、本来の経営の在り方とし、会社を育ててきた。
この考え方は、働く人にとって、お客様にとって、地域にとって最も幸せな形であり、永続をも可能にすると断言している。
質の良い会社を作るためには、何が最も大切か?著者は「わが社の大切な目的は、全社員を人生の勝利者にすること」という。ここで言っている「人生の勝利者」とは「一人ひとりがもっている可能性を人生で最大限に発揮できるようになること」と定義している。会社はそのために、さまざまな工夫をしなければならないとしている。
この著書でも二宮尊徳の言葉が引用される
【感想】
取扱商品がトヨタ車であり、性能、品質、供給体制を生み出す経営資源はトヨタ側にある。
そう考えたとき、ネッツトヨタ南国は「サービス」を提供する会社と位置付けることができる。
この会社の最大の強みは「社員の教育」であると思う。
経営理念への共感。自分の可能性に挑戦する気持ちの醸成。そのような資質のある人材の採用。そして経営への参画の中で、お客様の喜びを、自分のやりがいに変えていくプロセス。全社員の方向性が一つとなり、会社全体として大きな力となる。
これらのことは、他社にとって模倣困難なものである。
以上
