夫が人生の余白について教えてくれたこと
こんばんは職場でのカウンセリングについて調べると、月一回、産業医と心療内科医との面談があることがわかりましたどちらにしようか迷ったのですが、別に残業が法定時間を上回っているわけじゃないし、心療内科医と面談をしようかな面談の目的は、「(流産など辛いことがあった時)時短勤務などの配慮をしてもらえるのか」を確認することと、のちのちなんかあった時のために「職場でカウンセリングをしたという実績を作ること」それと、心療内科医に相談したということで、自分の気持ちを落ち着かせることができるのではないかと思いましたとりえず、夫に改めて相談することに妊娠している妹に複雑な感情を抱いていることLINEやクリニックでのカウンセリングを受けたこと職場の心療内科医と面談したいこと夫は話を聞いて、寄り添ってくれましたしかし、心療内科に相談することについては「なんで?」と聞かれましたなので、改めて説明「私の気持ちが不安定になるのは、流産手術の時にゆっくり休まなかったというのもあるかもしれない。あの時は、仕事をしていた方が気がまぎれると思って、次の日から普通に出勤していた。今同じことが起こっても、同じように考えて出勤すると思う。でも、辛い時は休んでもいいんだという『逃げ道』があると確認しておきたい。例えば、診断書をもらったら少し休職できるとか、勤務時間を減らしてもらえるとか、そうできることがあるなら気持ちがラクになると思う。もし、そういう制度がなかったとしても知らないでいたら『もしかしたら休めたんじゃないか』ってもやもやすると思うし、『制度はないから有給を使おう』って思える。できるかできないか知るだけでも不安は一つ取り除ける」「う~ん、そういう制度はないと思うなぁ。まぁ、聞きたいなら聞けばいいと思うけど」となんだか突き放されたような気がして、泣きそうな顔をすると夫は慌てだしましたわたしの背中をさすりながら、「聞きたいなら聞けばいいと思うけど、実際にはそういう制度はないと思う。カウンセラーの言っていた通り、医者は病名をつけて診断書を書くことしかできないだろう。大事なのは、制度があって休んだとして、それで解決するのか?ということ休むとしたら数日なのか、数か月なのか?もし数か月休みたいなら、それこそそんなに辛いならいっそのこと仕事を辞めた方がいい。よしのは性格的に家でこもっているのは合わないから、パートにしたっていいんだ。仕事は絶対にしないといけないものではない。休みたかったら休めばいいんだ」と言いました「……、多分そういう制度はないっていうのはわたしも覚悟してる。休職することまでは考えてないけど、例えば週5勤務を一時的にでも週4勤務に変えてもらうとか、一日の勤務時間を2時間減らしてもらうとか、そういうことをしてもらえれば、少し心の余裕ができる気がする。休めばいいって言っても、担当はわたししかいないし現実にはそういうわけにはいかない」「話を聞いているとすごく追い詰められているように感じる。いいですか?あなたは背中にピストルを突きつけられて『仕事しろ!』って脅されているわけじゃないですからねあなたは会社に手錠を繋がれているわけじゃないですからねあなたが本気で帰ろうと思えばいつでも定時で帰れるんですよなんならね、明日今すぐ仕事を休んだっていいんだそしたら、確かに誰かが困るかもしれない君の上司が大変になるかもしれないでも、そうなっても、結局はどうにかなるんです自分の仕事じゃない仕事は放置しておけば誰かがやるし、がんばらなくていいんだ」そっかぁ~、脅されてるわけじゃないんだ…そりゃそうなんですけど…なんだか、仕事しろって脅されてるわけじゃないという言葉が心に沁みました……追われる締め切りをやり遂げなければならない、と強迫観念に近いものがあったのかもしれません脅されてるわけじゃないからといって、やっぱり大量の業務をこなさなければいけない現実は変わらないし、わたしはひとりで仕事を抱えなければならないけど、すごく肩の荷が下りました「がんばらなくていいって言っても、やり方がわからない。カウンセラーの人にも言われたけど、自分を良いように言ってるだけで、実際はめちゃくちゃさぼりまくってるし真面目でもない…そういえば、カウンセラーの人は『余白を大事にしてね』って言ってた。余白ってなんだ?」「じゃあね、人生をレールに例えましょう。レールとレールを接続するときに、実はちょっと隙間を開けているんです暑い日とか、熱で膨張してもいいように少しだけ隙間を開けているんですねレール同士がきゅっとならないように、そうなっています人生の余白も、これと一緒なんです」「きゅっとならないように」のところで夫が身体を肩をきゅっとさせて身体を細くさせたのがおもしろくて、泣き笑いしそうになりましたそっかぁ…レールと一緒かぁカウンセラーの人も言ってましたね結婚して、引っ越して、転職して、2年でたくさんいろんなことがあったんでしょうとずっと走り続けてたんでしょうとわたしはレールの上の人生を走るのが安心してしまう、石橋を叩いてしか渡れない頭の固いタイプなので、そのたとえがすっと入ってきましたカウンセラーの人と、夫と、違う角度からそれぞれ同じようなことを言われて、やっと少し理解ができたと思いますでも、人間はそんなになかなか変われないから、また私は悩むと思いますでも、とりあえずこの日の出来事をこうやって書き留めておくことで、自分に課した縛りを少しでも解いていけたらと思います…最後に、「たとえ話、うまいね~。ちょっと肩の荷がおりましたよ」と言ったら、「将来は評論家になりたいからね!俺の方が人生経験長いし、カウンセリングの本なんかも読んだことあるからカウンセラーにもなれるかも。カウンセラーに行くぐらいなら、俺に先に相談しなさいよ」と冗談めかして言ってくれました夫は私より読書家で、やっぱり生きている時間が長いだけ職場でもいろいろあったようです確かに、外部の人に頼るのも大事だけど、まずは身近な信頼できる人に話してもよかったかなと思いました夫が、確かに理系あるあるな共感には乏しいけれど、ちょっと離れて俯瞰してくれるような人間でよかったと心から思いました