こんにちは
いつも閲覧&いいねありがとうございます
2021.04 入籍&引っ越し
2021.12 不妊治療専門クリニックへ
2022.01 人工授精開始~
2022.07 保険適用で体外受精開始~
2022.09 ホルモン補充周期で移植→陰性
2022.11 Th1/Th2検査で22.1
ホルモン補充周期で移植→陽性
2022.12 7w6dで稽留流産
2023.01 絨毛検査異常なし
2023.02 不育症検査異常なし
2023.03 移植→化学流産
2023.06~10
自費で採卵&PGT-Aを3回
正常胚2個、モザイク胚2個
2023.12 4AB正常胚を移植予定
仕事中、スマートウォッチ(Fitbit)が、座りすぎを通知してくれたので、適当に用事を作って別の階の部署に散歩をしていたとき
ついでに、Fitbitの通知を確認すると、前職の先輩からお茶のお誘いが来ていました
前職で退職するときにいた先輩二人からで、6つ上(Aさんとします)と8つ上(Bさんとします)の先輩だったと思います
AさんもBさんもとてもよくしてくれて、とても忙しい時期もあったので修羅場を乗り越えた戦友のような感じです
今でも半年に1回くらいで定期的にお茶に誘っていただいています
日程はちょうど移植前後になるくらいだったんですけど、日中にご飯食べておしゃべりするくらいなら何も問題はないだろうと快諾
普段引きこもりなので、休日にもと先輩とおしゃべりするのは緊張するな~と考えていましたが、
しばらくすると、Aさんから個別にメッセージが
「実はBさんが今妊婦さんで、生ものとお酒はダメなんだって。 手土産はそれ以外にしよう」
…妊婦
その言葉を目にした瞬間、足が凍り付いたように動かなくなり、散歩中なのに立ち止まってしまいました
確かにAさんもBさんも既婚者です
ただ、お子さんはいませんでした
ふたりともわたしのメンターみたいな人で、自分の数年後は二人のようになってるのかな、みたいなロールモデルのような人でした
そっか…妊娠したのか…
Bさんは子どもが好きな人で、きっといいお母さんになるだろうなって感じの人です
私が退職するときは、Bさんは定期的に早退したり、漢方を飲んでいたのを知っています
下世話な話ですが、妊活しているのかな、とこっそり思ったりしていました
そのときは自分には性行為ができないから妊娠できない、性行為もするつもりはないし、当然妊娠出産は自分とは無縁だと諦めていました
夫にも(その時はまだ夫ではありませんでしたが)、「子どもはいてもいなくてもどちらでもいい」と言っていましたし、夫となる人の条件として、子どもに対して消極的な人を探していました
(この辺のことはいずれまた)
だから、Bさんが急に通院で早退することになっても、妊活してるとしたら急に通院しなきゃならなくて妊活って大変なんだなー、くらいにしか思いませんでしたが
本当に本当に下世話な話ですが、確かBさんご夫婦が結婚して6年目くらい
ご結婚当初からお子さんを望んでいたのなら、相当な苦労や努力をされていたんだろうな…と察することができます
だから、そんながんばっている(だろう)人が報われるのは嬉しいことで、報われてほしい
自分よりも年上の人が、自分には想像もできない不安や負担と闘って妊娠することができたのなら、喜ばしいことだ
そう思いたい一方で、でもわたしはその先輩の年代よりもAMHが低い
先輩の方がAMHが高い可能性だって十分にある
AMHの数値だけがすべてじゃないけど、年齢だけがすべてでもない
年上の先輩が妊娠できたからって、年下の私が妊娠できるとは限らない…
そんな考えがぐるぐる回って、妊婦という存在に会うのが怖くて、お茶するのを断ろうかと思いました
でも、やっぱりBさんが喜んでいるなら、わたしもお祝いしてあげたい
高齢出産のリスクはいっぱい勉強したし、不妊治療の怖さや不安は十分に知っているつもり
Bさんが不妊治療してるかどうかは知らないけど、そんなこと関係なく、産まれるまで不安で、きっと幸せだけじゃないはず
それに、もしここで人の幸せを喜べなかったら、わたしはわたしの幸せを誰にも喜んでもらえないかもしれない
私が妊娠・出産した時に、もちろん「わたしが」嬉しいし幸せだけど、わたしの幸せを誰かと共有したい
自分の幸せは自分で決めるけど、やっぱり楽しいことや嬉しいことは誰かと共有したいし、一緒に笑顔になりたい
そんな傲慢な考えが浮かびました
それと、Aさんのこと
Aさんが結婚する前、今の旦那さんと付き合っていたころの話です
たしか旦那さんは、Aさんよりずっと年下で、Aさんはそのことで悩んでいました
話の前後は忘れてしまいましたが、Aさんが
「私とじゃ子ども産めないかもしれないって彼に言ったんだけどねー」
と言っていたのを今でも覚えています
その頃Aさんは、わたしと同い年くらいのはず
それを聞いた時は結婚前で、やっぱりわたしはそもそも性行為ができなかったので子どもを産む術がなく、妊娠・出産は諦めていたので、不妊治療の知識もまるでありませんでした
だから、そのセリフを聞いた20代後半のわたしは「へー、30代になるとそんなもんなのか」くらいにしか思いませんでした
でも、そのセリフを言った先輩と同じくらいの年になって、妊娠出産の知識をつけるとそのセリフの重さを感じます
結婚を考えている人に「自分とじゃ子どもを産めないかもしれないよ」って、そんな悲しいことを口に出して言うのはどれほど辛いことでしょうか
Aさんだって、子どもが嫌いという話は聞いたことありません
どんな気持ちでそんなセリフをこぼしたのか、わたしには見当もつかないし、想像するのもおこがましい話です
でも、Aさんのその時も表情や声のトーンが忘れられずにいます
そんなAさんが、変わらずBさんと交友を続けてわたしにまでお誘いしてくれているのに、尻尾巻いて逃げるわけにはいきませんでした
AさんやBさんの気持ちについては、すべてわたしの勝手な妄想で邪推です
AさんやBさんの本当のところはどうれあれ、改めて人生っていいときもあれば悪い時もあって、それは決して自分だけじゃないんだろうなーと思いました
ついつい悲劇のヒロインぶって、世界で一番不幸なのはわたし!って思いがちですが、決してみんないい時ばかりじゃないんですよね
自分が周りに不妊治療や流産のことを話さないように、辛いことがあっても、それを押し隠して必死に社会人をやっているんだろう
そして、止まない雨はないんだなー、ないといいなって改めて思いました
先輩たちと会うのは、移植前後になりそうです
順調にいけば、移植の翌日
遅くとも移植の数日前
お茶する時間も、数時間のはず
その時期なら、わたしの軟弱なメンタルも大丈夫でしょう
とにかく、Bさんのご年齢で出産まで至れることは、本当に本当に喜ばしいこと
勝手に自分事のように思って、感極まって泣いちゃうかもしれない
幸せのおすそ分けをもらって、あやかりたいものです