新米の季節を迎えている。
私もご近所さんからいただいた新米を食べたのだが、新米特有のみずみずしさのあるご飯は美味しかった。

8月の末、とある温泉宿に泊まった。その宿は比較的ハイクラスで、おもてなしも温泉も満足した。

食事の際、その土地で作られたコシヒカリが提供された。お品書きにも『◯◯産コシヒカリ』と書かれており、米の産地としては比較的知られている場所でもあったので、宿としても売りにしてるのだと感じた。

一口いただいての感想は、『これコシヒカリ?』だった。
恐らく生まれてから9割方、私が食してきたのはコシヒカリなのだが、それと比べると、正直いまいちなのだ。

夏だから、米の鮮度が落ちているのか、はたまた、炊き方なのか?
どうも今まで食べたコシヒカリとは違うのだ。

夕飯は少しお酒も入ってたしな~、なんて思って、改めて朝食でもいただいたのだが、やはり感想は『これコシヒカリ?』なのだ。

米は、たとえ隣の田んぼ作られて、同じ品種であっても、土が違えば食味が変わってくると聞いたことがあった。

しかし、結局は自分が長く食べなれたものが一番で、どんな高級な米よりも、我が家で炊きたてのご飯に納豆をかけて食べるのが、一番うまいのだな。

そんなことを感じた夏の終わりの旅だった。