思春期の頃から私は自分であることが嫌になりだした。

それは初恋がきっかけだったように思う。

その人は色白で男の子なのにうぶ毛すらなく、ツルツルのお肌、反対に私は毛深くて日焼けしやすいので、直ぐに色黒になる。

思えば私がなりたい要素を全部持っていた男の子だった。

私はその人を好きになればなるほど、自分のことが嫌いになっていった、その人がファンだというアイドルに生まれ変わりたい!と本気で望んだりしていたものだ。

すっかり自信を失くした私は、次々と更に自分を落ち込ませるような現実に打ちのめされていった。

この年齢になるまで、私はこんなに不幸のどん底まで落ちたのは、自分が愚かで失格者だったからだ!と思い込んでいた。

でも今はそうではなかったとわかってきた。

どっちにしても、人生は最初から決まっている、自分で設定してきたのだ、後半の人生をより盛り上げる為に、最高のミラクルを際立たせる為に、敢えて不幸に感じることを詰め込んで前半に設定していたのだ。

だから私は今、自分に生まれて良かった!と胸を張って言える。

他の誰でもなく、自分の容姿、性格、全てがこれでしか、私らしくない!と思える、この状態の私が、これからどう変化して行くのかを、楽しんでいこうと思う。

幸せをありがとう♡

今日も読んでくださって感謝します✴️