このテーマは、「物語」にしました
勝手に作ったお話を書こうと思います
私の過去が書かれるのか空想なのかは、ご想像にお任せします
Yちゃんは、子どもの頃は、自分の名前が好きでした
子がつかない名前だから
でも、小学校高学年くらいになるとなりたい名前が出てきました
「葵」
いいなぁ
葵になりたい
なぜかわからないけど憧れの名前でした
葵は、いつもお腹痛くて学校行くの嫌でした
お腹痛いって言うとお母さんは、外科に連れて行き耳たぶから採血して血液検査してもらってました
炎症があるかどうかを診るためだったのでしょうね
いつも異常なしで、帰る時にお母さんに「なんてもないのにお腹痛いの?」とキツイ口調で言われて、葵は、何も言えなくなりました
お母さん怖い
家の手伝いは、当たり前でした
冬の寒い朝、ゴミ出し、犬に餌をやり、フンの片付け、庭の盆栽に水やりをしますがバケツの水は、凍ってます
ジョーロが入らなくて困りました
でも、お母さんに言えません
叩いて氷割ってジョーロに入れました
手は、真っ赤にアカギレで血が出てます
早く家の中のストーブの前に行きたい
食パンをストーブの上で焼くから焦げて固くて食べれない
食べなきゃお昼まで何も無いので葵は、頑張って食べます
お母さんは、仕事
お父さんも仕事
雨でもカッパ着て自転車で出かけます
名前が葵だったら、どんなに貧しくてもどんなに寒くても耐えられた?
いや、名前なんて関係なく
貧しさや寒さ、お母さんの言葉のキツさには、耐えられなかったです
葵は、弟の面倒もみました
お母さんに頼まれたから
保育園に迎えに行き、風邪ひいたらお母さんの代わりに病院へ連れて行き、お薬もらって弟の手を引いて沢山歩いて家に帰りました
お母さんに褒めてほしくて一生懸命、弟の面倒みました
でも、お母さんは、当たり前でしょと言ってて
葵は、当たり前ってなに?って思いました
今では、虐待と言われることも当時は、当たり前でした
謝って壊してしまったことがお母さんにバレたとき、ビンタされて縁側に吹っ飛んだ葵でした
鼻血出て、近所の人が飛んできたことありました
謝っても許してもらえなくて外に出されたときは、嫌いなお父さんが帰ってくるのを待ちました
お父さんと一緒だったら家の中に入れるからです
夜まで待ちました
さて、葵は、家に入れたかな?
なりたかった名前だけど、ちっとも幸せそうじゃないね