選挙が近い。

NEWSでは「各党のマニフェストが出そろった」云々言っている。
内容にも言いたいことはたくさんあるがそれは抜きにして。

今回特に気になるのが「マニフェスト」という言葉。
最近日本で外来語(いわゆるカタカナの横文字)が非常に多くなったと感じる。

ちょっと前に大手の精密機器メーカーで仕事をしていたことがあった。(私は一応もとエンジニア)
システム開発系の仕事だったので英語が多く出てくるのは当たり前なのだが
それにしてもびっくりするぐらいの頻度でさまざまな単語が横文字化されていた。

これはいち企業なのでそこに勤めるものならばそこのルールに従うのが当たり前なので
そこまで横文字にしなくても、っと個人で思っていてもそこは適応しなければならない。

だが政治は別である。

企業で言うならば「国民」は「株主」であろう。
国民ももちろん自分の国を良くするために勉強は必要だと考えるが
横文字の単語を勉強することなどではない。

政治家は国民に対していかにわかりやすく政策を伝え信頼を得ること最も重要なのに
「マニフェスト」などのよく分からない横文字を並べて、さも自分たちが「出来る人」かのような
アピールをしているようにしか私には映らない。

さらに言えば今日本は20%を超える「超高齢社会」なのだ。
有権者の中には多くの横文字を理解できない年配の方も多い。
事実巣鴨の○クドナルドではフライドポテトを「おいも」と言ってわかりやすいように年配のお客様に販売している。

こういう対応が本来の政治、政治家、政党が有権者に対してするべきことではないのだろうか。
今は日本で仕事をしていないので納税はしていないが
私は日本という国を大事に思う気持ちは人並み以上にあると思っている。
なので政治家自身で小難しい横文字を使って「仕事やってる」アピールをするのではなく
本当に中身のある政策を打ち出してほしい。

「マニフェスト」などと立派な言葉を使ってる割には中身は貧相なのだから。
中身についてはまた今度。