ちょっと前のことなのだが「Jim」という爺様の友人宅にお邪魔した。
年齢が倍以上の人に友人というのはなんともだが英語では「フレンド」なのでしかたない。

1~2か月に一回ぐらいの頻度で食事に招待していただいているのだがその日は彼の友人も来ていた。
そのJimの友人(失礼なことに名前を忘れてしまった・・・。)が大のキャデラック好きで
クラシック・キャデラック委員会のような会のカリフォルニア理事をしているとのこと。
70歳ぐらいのこれまた爺様なのだが(ちなみにJimは61歳)この人のキャデオタクっぷりは半端じゃなかった。
彼は二台のクラシック・キャデラックを所有していたのだが、それぞれについて事細かに教えてくれた。
細かすぎてあまり覚えていないが・・・・・。


一通りの講義の後、気前よくぐるっとひと周り乗せてくれた。


適当に-cadillac 2
49年のキャデラック。
2ドアのクーペ。
キャデラック初の2ドアスポーツタイプらしい。


適当に-cadillac 1
もう一枚。
フロント周りのキラキラ感が非常にかっこいい。
水色もなかなかきれい。


適当に-cadillac 4
リアからの一枚。
キャデラックのシンボルだった(最近のキャデラックには無い)テールフィンが素晴らしい。
40年代から60年代にかけての車は、戦争や航空開発(飛行機やロケットなど)の影響を大きく受けている。
キャデラックのテールフィンもその一つで飛行機の垂直尾翼を意識してのものである。
フロントのバンパーの形状も戦闘機のミサイルを模していたりと当時の流行りがうかがえる。


適当に-cadillac 3
こちらは41年のキャデラック。
この内装のきれいさからオーナーのキャデラック愛がうかがえる。
こちらの車は戦車のエンジンを積んでいるという。
もうすぐ70年前の車ということになるのにエンジンも快調であった。


個人的には50年代後半のキャデラック・デビルが好きなのであるがこの二台も非常にかっこいい車である。
本当の車好きのマニアは単純にすごいな、と思った。

その人、普段のあしはトヨタだったが・・・・・・。