2024年 3月 24日(日)


​啓進塾入試報告会

みなさんこんにちは😃
だんご職人🍡です。

今日は久々の啓進塾ネタです。
啓進塾2024年入試の総評なんですが、なぜここまでしてこなかったかというと、塾の総括を聞いてからと思ったからです。
​そして先日発表されました。
今年も去年同様Youtubeでの発表でした。

発表は総括と校舎毎に分かれてます。
総括は他塾と同じような今年の入試概況と来年度展望でした。
そして校舎毎の方ですが、こちらはなんと3時間弱の大作でした。
まずはそちらの話から。
校舎毎の話はまずは男子校、女子校、共学校の今年の結果状況について各校ごとに行われました。
例えば男子校だと実は神奈川男子校は10校しかありません。(栄光、聖光、浅野、慶應普通部、サレジオ、逗子開成、鎌倉学園、籐嶺藤沢、武相、横浜。ただし、横浜は募集停止になるのでまもなく9校です。)
そのうち校舎の立地的に対象になるのは栄光、聖光、浅野、逗子開成、鎌学です。(サレジオは遠い、慶應は遠い上に大学附属を薦めない、籐嶺、武相、横浜は啓進塾に3年通えばまず受かるとの観点から対象に含まず。)
そこに麻布を加えます。(啓進塾の設立理念として麻布に受かる子を育てたいというのがあるため)
で、各校ごとに解説があります。

同様に女子校、共学校があり、続いてクラス毎の反省と来年の抱負を各クラス担当者が話します。
本当にざっくばらんに今年の6年生のクラスの雰囲気や移り変わりについて、そして先生の反省点についての話があります。
例えば男子2組では10人中7人が第一志望合格した話では先生が少し誇らしげでした。
この、ともすれば大手塾では個人情報スレスレなため話せないような話をできる昭和スタイルを持っているのが啓進塾のいいところでもあります。
これにより、保護者の方も特に新6年生で在籍しているクラスにより、実質的目標校とその結果をある程度知ることとなります。

今回の話で印象に残ったのが、今回話し的に男子校下位2校となる逗子開成、鎌学です。
とはいえどちらも四谷大塚偏差値57と50(いずれも第1回)で、決して簡単な学校ではありません。
そしてその2校とも今年の結果や近年の結果を考えるとそれぞれが第一志望では厳しいとのことです。
つまり、第一志望を一段上(逗子開成なら浅野、鎌学なら逗子開成)において、結果的にこれらの学校が確保できるとのことです。このことは保護者として頭に入れておいた方がいいでしょう。

さて、私の今年の啓進塾の総評です。
啓進塾は入塾に足切りを設けない塾のため、例えばサピや四谷大塚と違い塾生の実力が担保されない分波があります。
とはいえ、今年の6年生はかなり頑張ったと思います。
塾の結果を見るときにどうしてもトップ層のキラキラした学校名に目が行きがちです。
でも、そこまでの実力があるお子さんというのは、やはり一部なんです。
そこで塾生の多数がどこに落ち着くのか?ということが大事になります。
啓進塾の場合、校舎毎に進路先の主な学校の人数を内部に公表してます。
これよると今年の息子たちの校舎の場合、塾生の80%以上が男子校なら逗子開成以上(今年は鎌学進学者0のため)、女子校なら鎌女(四谷偏差値49)以上、共学校なら山手(同51)以上に進学(合格ではありません、進学です)しています。一覧にない学校に進学する方もいます(例えば昨年のKの北嶺のような)ので、最低でもの話です。
ちなみにこの値は昨年よりも若干ですがいいです。

しかし、懸念点もあります。それは塾生の減少傾向です。
残念ながら、塾生のかなりの部分が安定して中堅校以上に入れますよーというのは、まだお子さんの希望に満ち溢れた低学年の保護者の方には届きにくいのです。
逆に中受を経験された保護者の方なら四谷偏差値50というのがどれだけきついかご理解いただけると思います。
そして啓進塾のような大手でなく、神奈川に特化した塾というのは情報感度の高めの方でないと存在に気づけないのです。(さらにいうと塾側も情報発信が上手ではないので)
なので細々ですが、私のような者が情報発信しております😅

それでは!