2024年 2月 18日(日)


​進学実績の見方 その2

​みなさんこんにちは😃
だんご職人🍡です。
前回の続きです。

次に私立大学ですが、これは有名な大学群毎に見るのがいいでしょうね。
まずは早慶。
そこに上智大学(文系メイン)と東京理科大(ほぼ理系)を加えて早慶上理とくくる場合もあります。

続いて関東であればMARCHもしくはGMARCHという明治、青山、立教、中央、法政+学習院となります。
関西では関関同立(関西、関西学院、同志社、立命館)が同じようなポジションとなります。

そこに続くのが関東なら日東駒専(日本大、東洋大、駒沢大、専修大)ですね。
MARCHや日東駒専は箱根駅伝ででも主力となる学校で多くの方がご存知でしょう。
関西ですと産近甲龍(京都産業大、近畿大、甲南大、龍谷大)がこのポジションです。
関東の方だと産近甲龍はあまり馴染みがない方もいらっしゃるかもしれません。

その後に続くのが大東亜帝国(大東文化大、亜細亜大、帝京大、国士舘大)となります。

進学実績を見るときに気をつけるのは国公立大と違い1人で複数の大学学部を受けられるということです。
例えば100人の卒業生がいて、早慶MARCH以上が100名であっても全員がこれらの学校に進学してるわけではありません。
多いと10名分を1人が獲得してる場合もあります。
そして学校によっては実績をあげるため上位生にこれらの学校の多くの学部を受験させるケースもあるようです。
また、共学の男子に関しては注意が必要です。
特に上智大学やMARCHの中でも青山や立教は女子人気が高く、女子がこれらの大学の合格を多く獲得してる場合があります。
上智や青山、立教の合格多いからと思っても実際合格してるのは女子だけということもありますので、考慮する必要があります。

では、私立大学の合格実績をどのように見るか?
1番大事なのはその高校のマス層(最も多い層)がどの大学群か?です。
例えば、私の母校鎌倉学園で見てみましょう。

昨年度の合格実績で現役でカウントします。

早慶 49名
上理 47名 早慶上理96名
GMARCH  244名
関関同立 14名
日東駒専 66名
産近甲龍はその他私大に含まれる可能性あり
大東亜帝国はその他私大に含まれるため不明

となります。卒業生は募集要項上で280名(高入生含む)となります。

この学校のマス層はGMARCHであることがわかります。早慶上理の方が日東駒専より多いことから
少なくとも真ん中以上にいればGMARCHは見えてくるといったところでしょう。
これはあくまで推測ですが、早慶上理進学が50〜70名ほど(今回載せてませんが国公立大進学も含め)、GMARCH関関同立進学が80〜120名ほど、合わせて150名〜170名が現役でこれらの学校に進学したと思われます。

つまり鎌倉学園に入学して真ん中以上キープすればGMARCH以上が現実的に見えてくるとなります。

余談ですが、私が鎌学にいた頃より明らかに私立に関しては良くなってます。
国立に関しては正直変わらないか、むしろ悪くなってるとも思うので、どのように評価するか難しいです。
私の頃はマス層が日東駒専、次がGMARCHという感じでしたから1段階平均が上がっている感じです。
今は推薦も多くなってますが。

まあ、こんな感じでその学校からどんな進学先が多いかの目安をつけるわけです。
意外と同じ偏差値帯でも進学実績は全然違うことがあります。
ちなみに現在鎌倉学園の四谷大塚偏差値は2月1日の第1回でちょうど50。
これから中学受験を考えてる方は四谷大塚偏差値50の基準の一つと考えていいと思います。

次回は医学部編です。
それでは!