2023年 2月 15日(水)


​模試と受験結果の関係

​みなさんこんにちは😃
だんご職人🍡です。

先日予告してましたKの模試と受験結果について考察してみたいと思います。

前提条件として、啓進塾は模試の結果は完全無視です。
とはいえ、親としては立ち位置は知りたいし、アウェーの環境での場慣れもしてほしい。
ということで、四谷大塚の合不合全6回のうち3回(第1回、第4回、第5回)と塾が休みだったからというしょうもない理由で受けた第2回サピックスオープン合判の全4回の公開模試と2回あった浅野オープンを受けています。

今回は浅野オープンを除いた結果で考えます。
まず四谷大塚合不合ですが、
第1回 4科58.5  3科59.7
第4回 4科53.2  3科54.8
第5回 4科55.3  3科58.7
平均  4科55.7  3科57.7
続いてサピックスオープン
第2回 4科50.3 3科54.8

さて、受験校ですが Y四谷偏差値Sサピ偏差値
A  Y71 S63 結果× (3科)
B  Y67 S62 結果×
C  Y65 S57 結果○
D  Y57 S51 結果○
E  Y58  S55 結果○ (3科)
F  Y56  S46 結果○  (3科)
G  Y51  S41 結果○  (3科)

算数1科入試は除外してます

で、どうですかね?上2つは順当と言えますが、中3つは微妙ですね。
ちなみにF が北嶺なんですが、これもまたカラクリがありまして。
この偏差値はあくまで学校合格の点数です。
札幌以外から行こうとすると当然寮がいります。
で、青雲寮コースが必須なんですが、学校合格の点数プラス30点ほど(400点満点)必要になります。
つまり本気で行こうと思うとこの偏差値では全然届かなくて、おそらく最低でも偏差値+5は必要になります。

いずれにしても偏差値で判断すると安牌はGのみ。

では、我が家の併願パターンは無謀なのか?
そうは思いませんでした。

まず、Gが行く気のある学校で、かつ試験が最も早い学校であったこと。さらにGの結果が出てから万一の時にはいろいろ手を打つことができる状態であったこと。(当然、そうなった時の併願パターン1月及び2月も構築済み)
このことは大きかったです。そして行くことができる学校を確保した状態で1月の本命及び2月に挑めたことは相当心理的な余裕が親子共に生まれました。

ただ、それらがなかったとしても、そして一般的な2月校本命であったとしても2月校のパターンはおそらくそれほどいじらなかったと思います。
その場合2月1日午後を安全校に変更して、2日午後に1日の結果次第では受けるかもしれない安全校②を用意する位でしょう。
それは過去問の出来具合からD に自信があったのもあります。

ちなみに今回の状況で、試験前に過信も謙遜もなく、冷静に判断して自信ありの順番は以下の通りです。

G >E >D=1日午後算数1科校H>F(北嶺寮合格)>C>B>>A

そしてC の合格可能性は60%、Bは30%とみてました。
結果的にはほぼ読み通り。
読み違えたのはHでしたが、これはちょっとした炎上案件になりそうなネタなので、後日考察してみたいと思います。

これらを導き出せたのはやはり過去問演習と普段の授業で行われる多くの学校の過去問の結果からです。
特にオーソドックスな問題傾向のCやDは予測しやすいです。
逆にAやBは問題の振れ幅が大きくてハマれば逆転もありうるが取れない時はとことん取れないタイプでした。
授業中に解く各種過去問はCやDタイプの学校が多いため、これらの得点状況からある程度予測ができるんです。

だからいわゆる待ち偏差値でいうと四谷大塚55.7のKが同65のC に合格することは、偏差値重視の塾に通われてる親御さんからするとジャイアントキリングに思われるかもしれませんが、啓進塾の先生も私も快挙には違いないが充分可能性があった話と思ってました。

ですから、新6年生以下の親御さんに伝えたいのは、偏差値はあくまで測定法の1つでしかないので、多面的にみて可能性がありそうだと思えば待ち偏差値から5〜10高い学校でも志望校に含めるのは全然アリですよとなります。

そこで以前の話も出てきます。


あくまで合格80%偏差値というのは合格者の3割〜4割の人数でしかないので、偏差値5〜10低い人でも結構受かってるもんなんです。

ただ闇雲に5〜10高いところが狙えるわけではないので、そこは心がけてください

それでは!