2022年 10月 7日(金)


寮のある学校紹介 第5回 海陽中等教育学校編


みなさんこんにちは😃
だんご職人🍡です。
今回は不定期連載、寮のある学校紹介第5回です。
今回ご紹介するのは愛知県蒲郡市にある海陽中等教育学校です。

この学校の特徴は企業が作った学校であるという事。そして全寮制の学校である事です。

企業が作ったといっても、1社ではなく多くの有名企業、トヨタやJR東海、中部電力といった多くの大企業(およそ80社)が日本の将来を率いるリーダーを育てるための学校として設立されました。
現在の理事長は中部電力相談役、先代理事長は先日亡くなられたJR東海の葛西さん。その前はトヨタの豊田章一郎さんとまさに企業立学校を表してます。
目標はイギリスのエリートや貴族の子弟が通うパブリックスクールの名門イートン校だそうです。
イメージとしてはハリーポッターのホグワーツ魔法学校をイメージしてもらうといいかもしれません。

全寮制で広大な敷地内にハウスと呼ばれる建物がいくつも立っており、そのハウスで寝起きしています。ハウスにはハウスマスターという他の学校でいう寮監がいますが、通常他の学校だと寮は1〜2棟というところがほとんどですが、海陽は12棟あり、1棟60名とまさに家族のような家のような寮になります。余談ですが、60名で家族といえば函館ラ・サールの60人部屋というのもありますが、海陽は中1から完全個室です。

これも海陽だけの特徴として、各ハウス(3階建)にはハウスマスターの他にフロア毎にフロアマスターという協賛各企業から1年間派遣されてきた会社員が寮生と共に寝起きしてフロア20名の良き兄貴として指導に携わります。先に挙げた会社の他にもANAや伊藤園、三菱重工や清水建設など日本を代表する会社から派遣されてきてます。
何名かのフロアマスターとお話ししたことがありますが、皆さん自分の会社の看板を背負ってるので、キッチリしてるし自分たちから子供たちに伝えるべきことを意思統一してるので、他の学校の学校見学とは雰囲気が全然違いました。

設備としてはとにかく敷地が広大で、中学生は休みの日にこの広大な敷地で鬼ごっこしたりしてるそうです(笑)
圧巻なのが食堂です。とてつもなく広い食堂で、ここに全寮生および、職員が集まって3食共に食べます。
寮生活は先に述べたように完全個室で、夜間学習は各フロアにある自習室で行います。時間は中学生2時間、高校生3.5〜4時間です。
洗濯や掃除は基本各自です。自分達のことは自分でやることで自信に繋げるそうです。

土曜午後や日曜日は外出可ですが外泊は不可。
帰省は年間約100日間あります。帰省時は寮に残れないので100日間は実家にいます(笑)多分自宅から通う学校で運動部に入った子より家にいる時間長いと思います😅

入試は12月中旬に2月の勝者で島津順君が受けたので有名な特別給費生(学費、寮費免除。ただし、食費はかかります)と特別給費生の一週後に行われる(Ⅰ)、1月上旬の(Ⅱ)、2月6日の(Ⅲ)があります。ただ特別給費生は偏差値Y71と開成並みですが、メインとなる(Ⅰ)はY53で差がありすぎます。そもそもこの学校、学費が高い!
学費、寮費で年間約300万円😱
通常寮制の学校は年間180万〜200万円が多いので、かなり高めです。(フロアマスターの給料分かな)
そこで特別給費生と一般の格差を埋めるべく?特待制度が昨年(2022年度入試)よりできました。
これは年額100万円ディスカウントして、他の寮のある学校並みにしようというもの。
昨年の実績だと(Ⅰ)の合格者平均+30点が基準の様です。
この学校学費も高いのですが、入学金も高い😰
入学金40万に入寮費20万。計60万円です。
特別給費生は入学金免除ですが、特待生は入学金が2月3日まで繰り延べ可能です。
つまり特待で受かって、2月3日までに他校に合格、そちらに通うなら、納入は寮費20万円のみでこれは入学しなければ返却されます。

細かく書きましたが、この学校は私だんご職人🍡に寮のある学校に出会わせてくれた学校です。
以前も書きましたが

ひょんなきっかけで海陽と出会った私。
半分冗談、半分本気で妻に寮ってどうよ?から寮のある学校に家族全員向き始め、気づいたら日本全国に学校見学に行く日々に。
海陽には思い入れがあります😊


学費をなんとかしてくれたら。。
特別給費生になればいいんですが、現実的では・・・😢
フロアマスターがそれぞれの会社の特徴を活かした講演をしてくれたり(伊藤園はお茶の入れ方講座、ANAはパイロット呼んで対談など)、勉強以外の社会勉強ができるのは素晴らしいと思います。

日本にはあなたの知らない面白い学校がいっぱいありますよ😉

それでは!