探偵さんに、旦那たちが不倫旅行を計画している事を伝えると、
「では、その日にしましょう!!」
と二つ返事
確実に写真は撮れるし、チェックイン・アウトを撮ろうと思うと2日間張り込んで貰うことになる
「チェックインを確認した時点で一旦調査終了し、3回目の調査追加で翌日早朝から調査、という形もとれますが…交通費も2回分かかりますし、費用的にはそのまま続けて調査とさせて頂いた方がいいかと」
確実に証拠が撮れるなら、もう、どっちでもいい
どうせかかった費用は色黒ばばぁに証拠を突きつけて慰謝料請求するつもりだし
一応、待ち合わせ場所から調査してもらい、道中の気持ち悪いイチャイチャ写真も撮って貰って、チェックイン・アウトの写真を撮る
そんな感じのプランでお願いをした
まさか…まさか、外さないよね
日が近づく
浮き足立つ2人
「太ったから来ていく服ない〜明日買い物付き合って!!」
「いいよー私もサンダルが欲しいから、明日帰りに○○寄って帰ろ」
「うん!!ユミのサンダル一緒に選ぶ〜」
女の買い物は長いから
キライ
だったよね?
「○○ちゃーん、パンツもブラ届いたよー」
薄い黄色のパンツとブラのセットの写メ…
決して色白ではない貴方には全く似合わないのでは?
「赤にしてみたー」
真っ赤に塗られたペディキュアの写メ…
下品にしか見えない……
……これ以来、自分の爪に赤系のペディキュアを塗れなくなりました
好きだったんだけど、色黒ばばぁの汚い足を思い出し、思いっきりフラッシュバックする…
「荷物、前日の夜からユミの車に乗せといてもいい?」
「うん、いいよ」
「スーツで家を出るから、○○(待ち合わせ場所)で着替えるよ」
「了解〜」
ん??
旦那の車じゃなく、女の車で行くのか??
GPSがついてるのは旦那の車のみ…
大丈夫か、探偵さん
不安がよぎる……
だけど、もう、この機会しかない
我慢の限界はとっくに超えてる
「どうも旦那の車のみじゃなく、女の車で移動するようですが、大丈夫でしょうか?」
「旦那さんが家を出た時点で連絡を下さい。そこからGPSで追跡をして、我々も調査開始致しますので」
もう、任せるしかない
探偵さんと同時進行で私たちも乗り込む
そんな話も同僚との間で出たけど、私たちが調査の妨げになっても嫌だし
同僚から借りた、ボイスレコーダーを旦那のカバンに仕込み、私と同僚は子供たち連れてお昼から映画鑑賞→ショッピングモールで買い物→スーパー銭湯でお風呂&夜ご飯というプランに
旦那が女との不倫旅行というツラい現実から、少しでも離れられるように、きっと夜の方がツラいから、夜の時間を長く過ごせるように…
同僚の気遣いが本当に身に染みた