Amazonプライム会員向けに

見放題配信されているAmazonプライム・ビデオ作品


ルパン三世TVシリーズ

20231217日で

見放題が終了になる



見放題終了の『ルパン三世』

ルパン三世1stシリーズ

ルパン三世Part2

ルパン三世Part3

ルパン三世Part4

ルパン三世Part5



いずれも17日まで見放題なので、

今一度、観たいエピソードは見ておこう!




ちなみに、私のオススメは、なんといっても
ルパン三世1stシリーズ

これ観なきゃルパン三世は語れない!
男のロマンが詰まったシリーズ!



ルパン三世1stシリーズに関しては

ひとつも気に入らないと思えるエピソードは

無い。


大人向けのアニメとして作られたが、

子供でも楽しめたし、大人になればなるほど心に染み入る作品多数。


音楽もオシャレでカッコいい!


大人の事情でスタッフが入れ替わるなど色々と問題はあったが、後になってみればそれはそれで楽しめる結果に。




高畑勲と宮崎駿のユニットである

Aプロダクション演出グループ」

個人の名前は伏せていて、クレジットの中に2人の名前はないが…


07と#08と#10と#11

13から#23までが

高畑勲さんと宮崎駿さんが演出している。





そこに至るまでの概要


初めに演出のオファーを受けた芝山努は天才バカボンの制作をしていたため、代わりに異色の演出家、大隅正秋が依頼された(大隅はオバケのQ太郎のオープニングを演出した実績がある)。


当初、東京ムービーの社長、藤岡より初の大人向けのアニメを作ろうと言われ大隅と意気投合、中学生以下の視聴層は全くターゲットにしていなかったという。


原作のアダルトな雰囲気が強く出た作風に、当初アニメ化に難色を示していた原作者モンキー・パンチにも「ぜひやってくれ」と言わせたぐらいだった。


大隅は絵が描けないため、作画監督として大塚康生が抜擢される。


大塚は東映動画を退社して東京ムービーの下請けをやっていたAプロダクションに移籍後、大隅・大塚両者の話し合いでテレビ用のルパン三世や峰不二子の人物造形が決まった。


製作から2年、よみうりテレビでアニメ化が決定。


新聞広告などに大人向けとしてそれまでにないアニメとしてスタートしたが、視聴率は初回6%、その後も3%などといった桁違いに低い視聴率だった。


作品の内容はそこまでアダルトではなかったが1970年代の家庭での倫理観にそぐわなかった。


視聴率があまりにも低いので、よみうりテレビやスポンサーから問いただされ、大隅は「大人向けのアニメを作ったまで」と率直に答えたが、対照的に藤岡は「今後は子供向けに改善して立て直す」と約束した。


その帰りに藤岡が大隅に「子供向けの内容でやってくれないか?」と依頼したが、大隅は「子供向けにやって人気が出る確証はあるんですか?」と反論し「それでは自分は降ろさせてもらう」と番組降板を切り出した。


この日を境に、大隅はスタジオに全く入ってない為、引継ぎなどは全くされなかった。



岐路に立たされた大塚は、東映で一緒に子供向けアニメを作っていた高畑勲と宮崎駿の2人に依頼した!


ふたりは以後原作の影響の強いハードタッチの作風を徐々に低年齢層向けに軌道修正していく。


高畑・宮崎両名で出来うる限りコンテや脚本を見直したりしたが時間的に変更が不可能だったため16912話が大隅正秋名義となっている。


完全にAプロダクション演出になったのは、宮崎駿によるキャラクターの性格変更が行われた13話以降であるが、絵は大隅演出時代のものと思しきものも流用されている。




後に当時を振り返って


高畑勲曰く

「私たちは愉快にかつがれることが好きです。そんなバカなことが!と思いつつどこかほんとらしく思わずバカ笑いしてしまっている、そんな状態にしてくれる、そこにホロリとペーソスなんぞがまじれば、ますますうれしい!面白い筋、面白い人物、面白い手口やギャグで吸入圧縮点火と来て爆発排気するそして後味がよくて何度も見てこれは面白いとなれば最高です!」


高畑・宮崎コンビ演出のルパンは、視聴率は9%程度と序盤よりは安定していったものの、約半年後の全23話で放送が打ち切りとなった


が!

しかーし!数年後の再放送で夕方の放送枠にもかかわらず20%台という異例の高い視聴率を叩き出し評価が高まり、その質が改めて評価されることとなった!


(第1シリーズの再放送で評価が高まったことから、現在までに及ぶルパン三世の人気が確立した)



宮崎駿曰く

「ぼくらはまぎれもなくハングリーだった。スカッとしたおもしろい仕事をやりたいという願望と気力はいくらでもあったのだ」



宮崎駿にとって事実上の初監督の仕事がルパン三世であった(名義上は演出)







これを知ったら、好きな回が変わるかなー?と思ったけど、やっぱりどの回も大好きだピンクハート





『ルパン三世1stシリーズ』


青字が高畑勲・宮崎駿演出回


01 ルパンは燃えているか・・・・⁈

02 魔術師と呼ばれた男

03 さらば愛しき魔女

04 脱獄のチャンスは1

05 十三代目石川五ヱ門登場

06 雨の午後はヤバイぜ

07 狼は狼を呼ぶ

08 全員集合トランプ作戦

09 殺し屋はブルースを歌う

10 ニセ札つくりを狙え!

11 7番目の橋が落ちるとき

12 誰が最後に笑ったか

13 タイムマシンに気をつけろ!

14 エメラルドの秘密

15 ルパンを捕まえてヨーロッパへ行こう

16 宝石横取り作戦

17 罠にかかったルパン

18 美人コンテストをマークせよ

19 どっちが勝つか三代目!

20 ニセルパンを捕まえろ

21 ジャジャ馬娘を助け出せ!

22 先手必勝コンピューター作戦!

23 黄金の大勝負



確かに言われてみれば

0106、#09、#12

大人向けかもしれない… 



確かに言われてみれば

07、#08#10、#11

13〜#23

夢とロマンがあってハートがある!



ふむ



心を鷲掴みにされちゃう名作ばかり!

映画になってもいいレベルの面白さ!



それらを踏まえて

今一度、ルパン三世1stシリーズを

見直してみちゃう?笑








余談

ちなみに宮崎駿は、劇場映画第2作『ルパン三世カリオストロの城』を監督するため東京ムービーの系列であるテレコムに移籍していた縁でルパン三世Part22話分の脚本と演出を担当している。

#145「死の翼アルバトロス」

最終話「さらば愛しきルパン」






ルパン三世1stシリーズ、

Part2 〜 Part5 は

20231217日に

アマプラの見放題が終了します